「または」の正しい使い方をご存じでしょうか。もしかしたら間違えたまま使ってしまっているという可能性もありますから、ここで「または」について振り返ってみましょう。「または」の類語や対義語、英語表現などについてもご紹介していきます。
「または」とは
「または」という言葉は日常生活の中だけではなく、ビジネスシーンにおいても頻繁に使われます。
しかし、その正しい使い方を本当に正しく知っているかと問われると、はっきりと答えられる方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、「または」の意味だけではなく、使い方や類語との違いを例文を交えて解説していきます。それだけではなく、「または」の英語表現もご紹介しますので、ぜひボキャブラリーに加えてください。
「または」の意味
「または」とは、複数の選択肢から1つを選ぶ際に使われる言葉です。
選択肢の数に限りはありません。それらの中から必ずどれかを選び取るのであれば、「または」という言葉を使う事ができます。
どれも選ばないという場合には、選択肢がいくつあっても「または」を使う事はできません。
「または」の漢字
「または」は、漢字にすると「又は」となります。
基本的にビジネスシーンにおいては漢字で書く方が良いでしょう。公的な文書では漢字での表記が義務付けられているため、契約書のやり取りなどの重要な場面では「又は」と書くべきです。
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「または」の正しい使い方・例文
それでは、実際に「または」の使い方を例文を交えてご説明していきます。
例文を知っておくと使用する際のイメージが掴みやすくなるため、ぜひ一文は覚えておきましょう。
句読点の付け方
「または」の使い方で気をつけたいのが、句読点の付け方です。
「AかB、またはC」「A、またはBかC」といったように3種類の選択肢を繋げる際には「または」を選択肢で挟む形にするのが一般的な使い方です。
ただし、「AまたはB」のように二者間のみでの選択肢の提示であれば、句読点を付ける必要がない場合もあります。
例文として挙げられるのは、以下のようなものです。
このような使い方をします。
間違った付け方
間違った使い方としては、「または」の後ろに句読点を付けてしまうというものが挙げられます。
- 山または、海に行こうと思っている。
- 日曜か土曜または、祝日に会いたいと考えている。
「または」の後ろには必ず選択肢を繋げるようにしましょ
「または」は数学でも使われる
「または」は数学においても使われます。その際には「∪」という記号を使います。
これは「A∪B」のように表現され、「AまたはB」とそのまま読まれる事もあれば「AカップB」と読まれる事もあります。
AまたはBのどちらかに属する要素を持っている集合という意味を表す時に使われます。
「または」の類語「もしくは」「あるいは」との違い・使い分け方
「または」の類語として、「もしくは」「あるいは」という言葉があります。
これらはほとんど変わりのない意味を持っていますが、若干違いがあり、使い方も異なります。そのため、正しい使い分け方を知っておきましょう。
「もしくは」の意味・使い方
「または」の類語である「もしくは」は、漢字で表記すると「若しくは」になります。こちらも公の文書では漢字で記載するようにしましょう。
「または」の違いと使い分けるポイントは、選択肢の重要度の違いによって使い方を変えるというところにあります。
「明日もしくは明後日、または3日後までに連絡します。」という例文では、明日と明後日は小さな接続、3日後が大きな接続を表しています。接続の大きさが使い分けに影響を与えるのです。
また、「もしくは」は「赤もしくは青もしくは緑または黄の中から選んでください。」のように多くの選択肢を繋げる事ができます。
「あるいは」の意味・使い方
「または」の類語として、「あるいは」が挙げられます。
「または」と「あるいは」は多くの場合同じ意味合いで使われますが、意味が少し違います。
「または」がどれか1つのみを選択する意味を持っている一方で、「あるいは」は同時に複数の選択肢を選び取る事ができるのです。
「買い物あるいは外食をしてから帰宅したい。」という例文の場合は、買い物と外食の両方を選ぶ事ができます。
「または」「もしくは」「あるいは」の使い分け方
「または」「もしくは」「あるいは」の使い分け方として、「または」は二者間のみでも使用できるという大きな特徴がある事を覚えておくと良いでしょう。
「もしくは」は「または」が同じ文中で使用されていなければ使う事ができません。
そして「あるいは」ですが、これはニュアンスで使い分けましょう。「または」は積極的に選択肢から選び取りますが、「あるいは」はどちらかと言えばこちらにする、といったような意味合いで使われます。
このように、類語といっても意味には違いがあるのです。
「または」のその他の類語
「または」には他にも多くの類語があります。
ここでは例文を交えて類語をご紹介していきます。ビジネスシーンですぐに使えるように、ひとつでも多く覚えておきましょう。
「さもなければ」
「さもなければ」は「または」の類語です。
意味の違いとしては、「さもなければ」には緊急性が付与されているというところが挙げられます。「そうでなければ」「そうしなければ」という意味合いを含んでいます。
例文としては、「早く持って。さもなければ落としてしまうよ。」といったものが挙げられます。
「ないしは」
「ないしは」も「または」の類語です。
「ないしは」は「または」と同じ使い方をする事もありますが、選択した期間や範囲を表すために使われる事もあります。
例えば「このまま走り続ければ30分ないしは1時間で着くだろう。」という文では、30分か1時間という意味ではなく、30分から1時間の間で、という意味になります。
「か」
「か」も「または」の類語です。意味の違いとしては、「または」とは異なり可能性がある選択肢を繋げられるところが挙げられます。
例えば、「もうすぐメールか電話が来る。」という例文では、メールか電話のどちらかが来るという意味で使われます。必ずどちらかが来るというニュアンスを持っているため、「または」よりも確実性があります。
「それとも」
「それとも」も「または」の類語ですが、使い方に大きな違いがあります。
「それとも」は疑問形でしか使う事ができません。
例えば、「ビールそれともワインにする?」というように、どちらにするか相手に選んでもらうために選択肢を繋げる使い方をします。
「または」の対義語
ここでは「または」の対義語についてご説明します。
類語も多い「または」ですが、対義語も多く存在します。どちらもとっさに使えるようにしておくと良いでしょう。
「かつ」
「かつ」は両方あるいは同時に選択肢を掴むという意味を持っています。
これは、選択肢の中からどれかを選ばなければならない「または」とは正反対の言葉だと言えます。
例文として「質が良く、かつ安い服を買う事ができた。」といったものが挙げられます。
「並びに」
「並びに」も「または」の対義語です。「並びに」は複数の選択肢を提示する事ができますが、それぞれの種類が異なっていなければならないという条件があります。
例として、「明日は申込用紙並びに印鑑をご用意ください。」といったような使い方が挙げられます。
選択肢に順序による優先順位はありません。
「及び」
「及び」は複数の事柄を並べる際に使う「または」の対義語です。
似た種類、または同列として扱われる事柄を並べられるため、「並びに」との使い分けに注意しましょう。
例として「こちらには使用済みカップ及びストローを捨ててください。」といった文が挙げられます。
「と」
「と」も「または」の対義語です。「と」は繋いだ事柄に優先順位はなく、ただ羅列するためだけに使われる言葉です。
どちらか、またはどれかを選ぶという意味も持っておらず、事柄をいくつ並べても誤用になりません。
例として、「シーソーとベンチがある公園ができた。」といった文が挙げられます。
「や」
「や」も「または」の対義語です。「や」は「と」と同じ意味を持っていて、同様に事柄を単に繋げるための役割を持っています。
例として、「猫や犬のようなペットを飼いたい。」といった文が挙げられます。
深い意味はなく、ただ2つを並べているだけです。
「または」の英語表現
「または」は英語で表現する事もできます。英語での表現を覚えておくと、英文読解の際に非常に役立つため、ぜひ参考にしてみてください。
英語では幅広い表現をする事ができますが、ここでは2つに絞ってご紹介します。
英語表現①or
1つ目の英語表現は「or」です。これは馴染み深い英語ではないでしょうか。
英語においても「or」を使う事で「または」という意味を表す事ができます。「AorB」とすれば、「AまたはB」という意味に訳せます。
英語表現②either or
2つ目の英語表現は「either or」です。
「A either or B」は「AまたはB」と訳す事ができます。「or」よりも硬い表現なので、文書などではこちらを使うと良いでしょう。
シーンによって「or」と「either or」を使い分けてください。
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「または」の意味と正しい使い方を覚えよう!
「または」という言葉は、日頃何気なく使っているものですが、実際に使い方を調べてみると奥深いという事がお分かり頂けたのではないでしょうか。
類語や対義語も併せて、正しい使い方を意識して覚えておきましょう。