A.T.カーニーの平均年収は1660万円と高額です。経営コンサルティングで人気のA.T.カーニーの転職で気になる、年収・ボーナス・評価制度や福利厚生を紹介。A.T.カーニーの転職難易度は高いため攻略法も公開。A.T.カーニーへ転職をお考えの方は必見の内容です。
- A.T.カーニー平均年収は?
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A.T. カーニーの平均年収は1,660万円です。
- A.T.カーニーの転職難易度は?
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A.T.カーニーでは中途採用の募集が少なく、高年収であることから応募者が殺到するため転職難易度が高いです。
- A.T.カーニーの福利厚生は?
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基本的に戦略コンサルティングファームの特徴として、給与がとても高水準な代わりに福利厚生の充実度が低いということが挙げられます。しかし、A.T.カーニーは基本的な福利厚生制度が用意されています。
A.T.カーニー平均年収は推定1,660万円
A.T. カーニーの平均年収は1,660万円です。平均年齢は30歳です。
初任給はボーナスを含めて約660万円と極めて高額な年収であり、入社5年次の平均年収は1,300〜1,700万円で、入社10年次の平均年収は3,000~5,000万円に到達します。
しかし、A.T. カーニーを始めとする外資系戦略コンサルティングファームでは、Up or Outを厳格に運用しているファームが多くなります。
昇進しなければ会社を去るというのは、日本の企業では考えられないことであり、非常にリスクのある就職先であるとも言えます。
入社したファームに10年以上残れるコンサルタントは同期の中で1割以下のため、年収3,000万円以上にまで到達するコンサルタントは決して多くありません。
そのため、生涯で貰える給与でいえば日系の大手企業を下回る可能性も十分に、高いことには注意する必要があります。
サービス業の平均年収は359万円
昭和 24 年分から始まった民間給与実態統計調査によれば、業種区分がサービス業(飲食サービス業は除く)の平均年収は359万円です。民間の事業所における年間の給与の実態を、当調査では表しています。
A.T.カーニーのコンサルティング業もこのサービス業に含まれますが、当社の給与水準がいかに高いかが分かりますね。
コンサルティングファームへの転職ならインテリゴリラ
コンサルティングファームに転職をお考えでしょうか?
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、コンサルティングファームへ転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。
志望業界が未経験である場合、志望企業が未経験での採用を行っているかどうかも確認しなければなりません。
そして志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。
中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
実際にコンサルティングファームの選考では、対策必須ともいえるケース面接の出題頻度が高いです。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。
内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
上記の3つの悩みを解決してくれるのが、インテリゴリラの選考体験記です。
インテリゴリラの選考体験記は、内定者の学歴、社歴、職務経歴書、志望動機や転職軸、自己PR、選考対策方法、1次面接・2次面接・3次面接・最終面接での回答内容、内定理由、応募者へのアドバイスを全て余すところなく書いています。
A.T.カーニーの初任給は660万
A.T.カーニーの初任給については、約660万円となり戦略系ファームの中で、マッキンゼーとボスコンに次ぐ3位にランクインしました。
戦略コンサルティングファームは、総合系コンサルティングファームと比較して年収が高くなる傾向があり、世界4大総合系コンサルティングファーム(Big4)で最も初任給の高いとされる、デロイトトーマツコンサルティング(約570万円)よりも1割以上高い年収です。
A.T.カーニーの年次職業別平均年収
A.T.カーニーの年次役職別の給与は下表となります。
役職名 | 年次(目安) | 給与(推定) |
ビジネスアナリスト | 1年~ | 660~700万円 |
シニア・ビジネスアナリスト | 3年~ | 800~1000万円 |
アソシエイト | 5年目~ | 1300~1700万円 |
マネージャー | 実力次第 | 1900~2200万円 |
プリンシパル | 実力次第 | 3000万円~ |
パートナー | 実力次第 | 5000万円~ |
入社から1年以内に、ファームを去る人もおり、実力主義であるのが、戦略コンサルティング業界です。
入社初年度の年収がすでに大企業における40歳時の平均年収の459万円を上回っており、平均して3年ほどで年収1,000万円の大台に到達します。
年収1,000万円といえば、全就業者のうち上位4.3%程しか到達することができない程の高収入ですが、A.T.カーニー では若干25歳にしてその領域にまで到達することができます。
また、外資系の戦略コンサルティングファームでは、日系大手企業と異なり年次を経るごとに給与の上昇率が低下するといったことはありません。
しかしながら、これほどの高い給与を得るには当然リスクもあり、自分の役職で要求されるだけのパフォーマンスを発揮することができなければ、容易に解雇となる「Up or Out」が厳格に適用されているファームでもあります。
そのため、給与のみを目的にA.T. カーニー を選択するのは避けるべきでしょう。
A.Tカーニーと競合他社との平均年収比較
競合他社との平均年収の比較した表が、以下のようになります。
社名 | 年収(推定) |
ベインアンドカンパニー | 1,920万円 |
ボストンコンサルティンググループ | 1,860万円 |
アーサー・D・リトル | 1,800万円 |
マッキンゼー | 1,800万円 |
A.T.カーニー | 1,660万円~ |
戦略系コンサルティングファームの競合内で年収を比較してみると、五番目に位置しています。
しかし、戦略系ファームは職位が上がるほどにボーナスが占める比重が高くなり、一概に平均年収がいくらであるというのは難しく、あくまで参考値であることに留意してください。
また、A.T.カーニーはグローバルのボーナスプールの影響で年度ごとにボーナスが大きく増減する点も特徴です。
A.T.カーニーの特徴は2つ
A.T. カーニー(ATK)は1926年に米国シカゴで創立された経営コンサルティングファームです。
高度な専門性、目に見える成果の実現、顧客企業との密接な協働作業を最大の強みとし、現在では全世界41カ国63の拠点に3,600名以上のスタッフとグローバルネットワークを擁します。
あらゆる主要産業分野のグローバル1,000社や各国大手企業を中心顧客とし、戦略からオペレーション、IT(戦略の実行支援)に至るまで一貫した高品質のサービスを提供しています。
日本法人は1972年、東京に開設され、現在のコンサルタント数は数百名にまで成長しました。
日本では、金融、通信、ハイテク、自動車、消費財・小売をはじめとする幅広い分野において、コンサルティング業を展開しています。
A.T.カーニーの特徴は下記二点です。
- トップマネジメントに向けての戦略提案だけでなく、現場のアクションプランまで策定
- クライアントの9割は日本企業で構成
A.T. カーニーのコンサルティングは、経営層・マネジメント層に対する戦略策定とそれを実行できる粒度にまで落とし込んだ現場のアクションプランの策定まで、「目に見える成果(Tangible Result)」に拘りを持っています。
加えて、同社のクライアントの9割は日本企業で構成され、顧客の「目に見える成果」創出を通じて日本の産業全体の競争力を強化し、「日本の変革」を大きく掲げています。
名実ともに「The Best Firm」となることを目標としています。
また、社内ではワークライフバランス(福利厚生)含め、働く環境を見直す社内プロジェクトが実施され、コンサルタントの定着率が近年顕著に高まってきています。
またプロジェクトのアサインメントにあたっては、社内公募制度を採用しており、コンサルタントの希望が大きく加味されることも特徴となっています。
育児休暇制度等が充実していることもコンサルタントの定着率の高さに繋がっています。
A.T.カーニーの転職難易度は高い!理由は応募者が殺到するから
A.T.カーニーでは中途採用の募集が少なく、高年収であることから応募者が殺到するため転職難易度が高いです。
A.T.カーニーの中途採用応募者への条件は「大卒以上」「実務経験1年以上」の2点のみであるため、多くの転職希望者が応募することが予想されます。
中途採用の選考フローは3STEP
- 書類選考
- WEBテスト
- 面接
A.T.カーニーの中途採用の選考フローは3つです。
WEBテストではVersantの英語の「スピーキングテスト」が実施されるため英語力に自信がない方は英語学習を重点的に行いましょう。
ケース面接を攻略出来れば有利
A.T.カーニーでは他コンサルティングファーム同様にケース面接が実施されます。
ケース面接の例を紹介します。
Q.日本国内のビールの市場規模を金額ベースで求めてください
Q.以下の喫茶店の売上推計と売上を3割上げる方法を教えてください
このような問題に回答するにはフェルミ推定や思考力が必要です。
ケース面接の問題に慣れておくために対策本などの書籍を読み理解しましょう。
A.T.カーニーが転職者に求める人物像
A.T.カーニーの中途採用では求められるスキルとして下記が挙げられています。
- 分析力
- 問題解決能力
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力(クライアントに対するインタビューやプレゼンテーション、社内での議論)
- チームワーク
また、現在コンサルタントとして同社で活躍している方のインタビュー記事からも、求められる人物像が読み取れます。
チームの一員として誠心誠意働くことができる「協調性」や、一人一人が違うという事実を根ざす「多様性」、正直な意見でサービスを提供できる「誠実性」の3つを持っている人材を求めています。
また、「常に顧客と従業員に対して短期的な効果と長期的な利益の両方を提供すること」を大切にしており、成長意欲や責任感がある人材も求めています。
面接の際は、これらを持っていることを上手にアピールすることで、採用してもらえる可能性が高くなります。
A.T.カーニーは激務!平均残業時間は70時間以上
Open WorkによるとA.T.カーニーの平均残業時間は71.9時間でした。
dodaが2023年1月に公開した平均残業時間ランキング【94職種別】によると回答者15,000人の平均残業時間は22.2時間でした。この結果からA.T.カーニーの残業時間は非常に多く激務であるといえます。
しかしA.T.カーニーは激務で全く休みが取れないということはなく、open Workによると有給消化率は86.6%と高い水準です。
外資系コンサルティングファームなのでフレキシブルな働き方ができるため、激務の中でもメリハリをもって働くことができる環境です。
A.T.カーニーで働くメリットは高年収だけではない!働きやすさとは?
A.T.カーニーは高年収だけではなく働きやすい環境が整っていると評判です。
A.T.カーニーが掲げる働き方改革の事例を紹介します。
- PCログ管理によるサービス残業の監視・ゼロを目指す
- システムでの労働時間監視・残業代の支払い
- 過度な残業は強制的な休暇取得、PJ管理者への罰則
- 先輩社員とのお悩み相談会で人間関係構築
- プロジェクト終了後に1~2週間の長期休暇取得の奨励
- リモートワークが可能
- 体調やプライベートに合わせて早め・遅めの就業が可能
- 役職や性別問わず育休・産休制度を2年間にわたり取得可能
コンサルティングファームは「激務で大変」「休暇を取れない」というイメージがありますが、A.T.カーニーでは社員が生産性が高く柔軟に働ける環境を整えています。
A.T.カーニーでは評価に応じてボーナスが支給されるシステムです。マネージャー以下では年俸の25%が基準値で実績に応じてボーナスが上がったり下がったりします。マネージャー以上では数百万円のボーナスが支給されることもあり、それに伴い年収も上がります。
評価は年間で関わったプロジェクトの評価を集計して実施され、プロジェクトごとのパフォーマンスが高いか?低いか?で決められます。
ボーナスについての評判・口コミを下記に紹介します。
ボーナスは当然ですが、個人の評価次第です。
評価制度としては、プロジェクトごとに評価があり、その総体として年間の評価があります。半年に一度シニアが一同にそろう評価会議があり、各ランクごとに1日をかけて1人1人の評価を決めていきます。非常にフェアな評価が行われているということもあり、疑問に思うような評価はほとんど耳にしたことがないです。
ベース給与に加え、会社業績と個人成績に応じて年間ボーナスが出ます。ランクが高い人ほどベース給与に対してボーナスの掛け率が高いです。
ボーナスは、パフォーマンス次第ですが、マネージャーくらいまではそこまでボーナスに差はつかないです。ベース給与は競合の戦略ファームと変わらないか、寧ろ高いくらいだが、ボーナス比率が低いです。結果、相対的な給与は競合他社と比べて魅力を感じないレベルです。
A.T.カーニーの残業代はみなし残業が超えた分を支給
年収が、年俸制であるため残業代は基本、支給されません。しかし、みなし残業として80時間分を見込まれての年俸であるため、みなし80時間を超える分は残業代が支給されます。
以下が、残業についての口コミです。
ジュニアのうちはワークライフバランスの調整は難しい。
社内では残業時間に対する法令遵守意識が芽生えてきたとはいえ、どうしても労働集約型のため残業時間は長くなりがち。
タスク設計も残業時間込みでなされてしまうため、結局は残業時間が次80時間になってしまう、ということはザラにある。
ただ、アソシエイトやマネージャーとなり自分でタスクコントロールができるようになればプライベートとのバランスは調整しやすい。
A.T.カーニーの福利厚生は充実度が低い
A.T.カーニーでは下記の福利厚生が用意されています。
- 各種保険
- 社会保険完備
- 退職金制度
- MBA留学制度
- 育児休暇・産休
- 海外支社へのトランスファー
基本的に戦略コンサルティングファームの特徴として、給与がとても高水準な代わりに福利厚生の充実度が低いということが挙げられます。
しかし、A.T.カーニーは基本的な福利厚生制度が用意されています。
またコンサルティングファームでは珍しく、退職金制度も福利厚生として用意されています。
女性のコンサルタントにとっても、産休・育休の福利厚生が充実していることは嬉しいですね。
しかし、この福利厚生の中に家賃補助制度が用意されていませんが、給与がその分高い水準なので不満な人は少ないです。
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