オフィスワークに欠かせないExcelにも、様々な種類の資格があります。今回はExcelの資格について、その難易度も含め受験方法や試験内容を紹介すると同時に、Excelの資格を取得するメリットや、転職の際にExcelの資格が強みになるかについても解説します。
エクセルのおすすめ資格一覧
どの資格も保有していれば、エクセルをある程度扱えることを証明できます。
これら3つの中でもMOSの知名度がもっとも高いので、迷った際にはまずMOSの資格取得がおすすめです。
それでは、それぞれのエクセルの資格について詳しく説明していきます。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
MOS(モス/エム・オー・エス)とは、マイクロソフトオフィススペシャリスト(Micro Office Specialist)の略で「エクセルやワードなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを証明できる資格」です。
MOSを受験するために必要な資格や条件はありません。
そのため多くの人が受験しており、これまでの累計受検者数は450万人を超えています。
MOSの受験は毎月1~2回、日曜日に実施されている「全国一斉試験」と試験会場ごとに随時実施している「随時試験」の2種類があります。
これらの違いは「試験会場や時刻を選択可能かどうか?」で、全国一斉試験は指定できず(地域は指定可)、随時試験は指定が可能です。
一般の受験料は10.780円~12,980円(税込)で試験結果は終了後すぐに表示されます。
合格点は1000満点中6割から8割の間であるといわれています。
また、MOSには5種類の試験科目があり、そのうちの一つにエクセルがあります。
そして、エクセルには「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」の2レベルが用意されています。
スペシャリスト(一般)
スペシャリスト(一般レベル)
バージョン | Excel2013 | Excel2016 | Excel365&2019 |
受験料 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 |
試験方法 | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分 | 50分 | 50分 |
出題範囲 | ・ワークシートやブックの管理 ・セルやセル範囲の作成 ・テーブルの作成数式や関数の適用 ・グラフやオブジェクトの作成 | ・ワークシートやブックの管理 ・セルやセル範囲のデータの管理 ・テーブルの作成 ・数式や関数を使用した演算の実行 ・グラフやオブジェクトの作成 | ・ワークシートやブックの管理 ・セルやセル範囲のデータの管理 ・テーブルのデータの管理 ・数式や関数を使用した演算の実行 ・グラフの管理 |
スペシャリスト(一般)の試験レベルでは、数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解していることが求められます。
office製品にはバージョンがあるので、MOS試験もバージョンごとに分かれており、スペシャリスト(一般)ではExcel2013、Excel2016、Excel 365&2019のバージョンが用意されています。
エキスパート(上級)
エキスパート(上級レベル)
バージョン | Excel2013 (part1、part2) | Excel2016 | Excel365&2019 |
受験料 | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 | 一般価格:12,980円 学割価格:10,780円 | 一般価格:12,980円 学割価格:10,780円 |
試験方法 | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
試験時間 | 50分 | 50分 | 50分 |
出題範囲 | ・ブックの管理と共有 ・ユーザー設定の書式やレイアウトの適用 ・高度な機能を使用したグラフやテーブルの作成 | ・ブックのオプションと設定の管理 ・ユーザー定義のデータ表示形式やレイアウトの適用 ・高度な機能を使用した数式の作成 ・高度な機能を使用したグラフやテーブルの作成 | ・ブックのオプションと設定の管理 ・データの管理、書式設定 ・高度な機能を使用した数式及びマクロの作成 ・高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 |
エキスパート(上級)の試験レベルでは、ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解していることが求められます。
office製品にはバージョンがあるので、MOS試験もバージョンごとに分かれており、エキスパート(上級)ではExcel2013とExcel2016のバージョンが用意されています。
問題傾向
MOSは受験する際に使用するExcelのバージョンによって問題形式が異なります。
Excel 2013においては、設問に解答しながら成果物を作る「成果物作成形式」です。
最終的に集計表を作成するとすれば、1問目でセルの書式設定を行い、2問目で関数を適用するといった流れで、途中で間違うと次の問題も間違えてしまう可能性がある難易度が高いです。
その一方で、Excel 2016とExcel 365&2019はマルチプロジェクト形式です。
マルチプロジェクト形式とは、複数(5~10個)の大きな問題1つ1つに1~7問程度の小問が含まれる形で、大問ごとで繋がりはありません。
その為、Excel2013のように芋づる式に間違えてしまうリスクは無いといえます。
対策
MOSの学習では公式に推奨されている「対策教材を購入して独学で行う」「対策講座を受講して学習する」2つの方法があります。
対策教材については、繰り返し反復練習を行うことが重要です。
対策講座を受講する場合には、MOS試験対策専用の通信講座やオンライン対応のパソコンスクールがおすすめです。
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験
3級 | 2級 | 1級 | |
受験料 | 5,900円 | 7,000円 | 8,100円 |
試験方法 | ・知識試験 なし ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 | ・知識試験 コンピュータに表示される多肢選択式の試験問題に解答 ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 | ・知識試験 コンピュータに表示される多肢選択式の試験問題に解答 ・実技試験 コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 |
試験時間 | 実技試験:60分 | 知識試験:15分 実技試験:90分 | 知識試験:15分 実技試験:90分 |
出題範囲 | ・Excelの画面要素の名称と役割や各要素のできることの確認 ・ブックの表示 ・セルの書式設定 ・データ編集とオートフィル ・簡単な関数とグラフの作成 | (3級の範囲に加えて) ・環境設定と変更 ・レイアウト ・関数とグラフの作成 ・オブジェクトについて ・データベース機能 ・マクロ ・ワークシート・ブックの保護 | (2,3級の範囲に加えて) ・オブジェクトの応用 ・関数とグラフの作成 ・ハイパーリンクの作成 ・What-If分析 |
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験とは、ビジネス能力検定を実施するサーティファイが開催している試験の一つです。
エクセルを「ビジネスシーンで最も活用される表計算ソフトエクセルを活用して効果的に実務を行うための能力を測定する試験」と捉えていることが特徴です。
この認定試験の受験には必要な資格や条件はありません。
受験方式は「WBT(Web Based Testing)」と「CBT(Computer Based Testing)」の2種類があります。
「WBT」とは専用サイトから受験プログラムをダウンロードして受験し、解答データを専用サイトにアップロードするもので、最短で即日受験できます。
対して「CBT」とは受験プログラムが入ったUSBメモリを受け取って受験し、USBメモリを返送するもので、試験日の2週間前までに申し込む必要があります。
受講料は3級が5,900円、2級が7,000円、1級が8,100円で、合格率はいずれの年度であっても80%弱です。
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験のレベル
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験のレベルは3段階あり、各レベルの目安をそれぞれ説明します。
ここでの各レベルを参考にどのレベルが自分にあっているかを考えながら読むことをお勧めします。
3級では「Microsoft Excelを用いてビジネス社会における簡単なワークシートの作成とデータの入力を行うことができると同時に、パソコン、表計算、ビジネス図表に関する基礎的な技能を有していること」が求められます。
2級では「Microsoft Excelを用いてビジネス社会における通常の表計算処理を行うことができると同時にパソコン、表計算、ビジネス図表に関する実践的な技能を有していること」が求められます。
1級では「Microsoft Excelを用いてビジネス社会における高度な表計算処理を行うことができるだけではなく、パソコン、表計算、ビジネス図表、ビジネス帳票、データベースに関する高度な実践的技能を駆使して業務処理を効率化することができる能力」が求められます。
級が上がるにつれて難しくなっていくので、自分のレベルに合ったレベルを3つの内から選んで受験しましょう。
問題傾向
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験は、1級および2級が実技試験と知識試験、3級が実技試験のみです。
実技試験では、与えられたデータに手を加えることで解答する形の成果物作成形式です。
例えば2級では「売上一覧表の日付の表示形式を『9/2』の形に変えなさい」、「この範囲に『単価×数量』の売上金額を計算しなさい」といったような問題が出題されます。
その一方で知識試験は択一式で回答を選択していく形式です。
例えば2級では「正しいショートカットキーはどれか?」、「オートフィルの結果はどうなるか?」などの実務上の知識を問われる問題が出題されます。
対策
Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験の試験対策ですが、こちらもやはり「関連書籍を購入して独学で学習する」方法と「対策講座を受講する」方法があります。
「関連書籍の購入」についてはおすすめのテキストや問題集が公式サイトで紹介されていますし、パソコン上で学習ができるe-ラーニング教材も紹介されています。
一方で、「対策講座の受講」も公式サイトで「試験対策講座実施校」が紹介されており、県名を選ぶことでその地域で行われている講座の実施校が確認できます。
時間に余裕のある学生の方々は、対策講座の受講をお勧めしますが、時間に自由が効かない社会人の方々は関連書籍を購入して対策を行うことをお勧めします。
日商PC検定試験(データ活用)
Basic | 3級 | 2級 | 1級 | |
受験料 | 4,200円 | 5,240円 | 7,330円 | 10,480円 |
試験方法 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、画面の表示に従いダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、画面の表示に従いダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、画面の表示に従いダウンロードして実施 | 試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、画面の表示に従いダウンロードして実施 |
試験時間 | 実技科目:30分 | 知識科目:15分 実技科目:30分 | 知識科目:15分 実技科目:40分 | 知識科目:15分 実技科目:60分 |
出題内容 | 指示に従い表計算ソフトにより、並べ替え、順位付け、抽出、計算、グラフ作成等を行う | 指示に従い正確かつ迅速に業務データベースを作成し、集計、分類、並べ替え、計算、グラフ作成等を行う | 当該業務に関する最適なデータベースを作成するとともに、適切な方法で分析し、表やグラフを駆使して業務報告・レポート等を作成する | 自ら課題やテーマを設定し、業務データベースを各種の手法を駆使して分析すると共に、適切で説得力のある業務報告・レポート資料等を作成し、問題解決策や今後の戦略・方針等を立案する |
日商PC検定(データ活用)とは日本商工会議所が実施するPC検定の一つで、「エクセルの表やグラフ作成、業務データの処理を行い、的確なデータ分析や効果的な資料の作成等ができるかどうか」が問われる試験です。
エクセル以外の検定には「文書作成」と「プレゼン資料作成」が準備されています。
なお、日商PC検定(データ活用)の受験には必要な資格や条件はありません。
日商PC検定(データ活用)の受験は1級以外は毎月第3金曜日で、各都道府県ごとに様々な会場で実施されています。
しかし1級は、毎年10月第1日曜日と2月第3日曜日にのみ行われます。
受講料はBasicが4,200円、3級が5,240円、2級が7,330円、1級が10,480円(税込み)で、1級以外は試験後即時に合否判定が行われ、結果が通知されます。
なお、1級は採点後に後日通知されます。
合格率は日商PC検定3つ(データ活用、文書作成、プレゼン資料作成)全てに合格した場合の数値ですが、Basicが8割強、3級が8割弱、2級が7割弱、1級が3割です。
つまり、1級は受験できる頻度も合格率も低いので、その分持っていれば高い評価が得られる資格といえます。
日商PC検定(データ活用)のレベル
日商PC検定(データ活用)のレベルは4段階あり、Basic、3級、2級、1級というラインナップです。
Basicでは「Microsoft Excelの基本的な操作スキルを有し、企業実務に対応すること」が求められます。
3級では「Microsoft Excelを用い、指示に従い正確かつ迅速に業務データベースを作成し、集計、分類、並べ替え、計算、グラフ作成等を行う能力」が求められます。
2級では「Microsoft Excelを用い、当該業務に関する最適なデータベースを作成するとともに、適切な方法で分析し、表やグラフを駆使して業務報告・レポート等を作成するの応力」が求められます。
1級では「自ら課題やテーマを設定し、業務データベースを各種の手法を駆使して分析するとともに、適切で説得力のある業務報告・レポート資料等を作成し、問題解決策や今後の戦略・方針等を立案できる必要」があります。
問題傾向
最後に日商PC検定(データ活用)はBasicが実技科目のみ、その他の級では実技科目と知識科目の2つがあります。
実技科目の問題は与えられたデータに手を加えることで解答する形の成果物作成方式です。
例えば3級では「営業管理表にデータを追加入力しなさい」、「そのデータをもとに円グラフを作成しなさい」といった問題が出されます。
対する知識科目の問題は2級と3級の知識科目が択一式、1級が記述式となっており、記述式では難易度が高い問題が散見されます。
例えば、3級では「ハブの役割はつぎのうちどれか?」などの専門知識から、「5W1HのHとはなにか?」などの一般的な知識まで、広い範囲で問題が出題されます。
対策
日商PC検定でも「関連書籍を購入して独学で学習する」方法と「対策講座を受講する」方法があります。
おすすめのテキストは、公式サイトでも紹介されているテキストの活用が合格への近道です。
レベル別に適した問題集を利用して勉強しましょう。
また、「対策講座を受講する」方法は、日商PC検定対策専用の通信講座やオンライン対応のパソコンスクールを選びましょう。
格取得のためのおすすめ対策方法
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の勉強方法は、独学、または通信教育などの講座を受講する2種類あります。
それぞれ選択する人によって、向き不向きもあるので、自分に合う方法を選択することをお勧めします。
エクセル資格の対策本を解く
独学でも対策本を使えば問題なく勉強が進められるので、エクセルを触ったことがあり、パソコン環境が自宅にあるという人は独学でも学習できます。
おすすめの対策本は「よくわかるマスター MOS Excel 対策テキスト&問題集」です。
本番のような出題形式で勉強できるので、当日になって慌てずに済みます。
問題文を正確に読む練習にもなります。
エクセル資格の通信講座を受講する
対策本で勉強するより費用は高くなりますが通信講座の利用での勉強もお勧めです。
カリキュラムの構成も非常にうまく練られており、初めての人でも勉強できるように設計されています。
通信講座の中でも「STUDYing」がお勧めです。
ビジネスに強い資格を豊富に取り揃えており、PCやスマートフォンなど媒体を選ばず動画受講が可能な点が魅力です。
ハイキャリア企業への転職で内定率を上げる方法をお探しの方はインテリゴリラへ
ハイキャリアへの転職ならインテリゴリラ
ハイキャリアへの転職をお考えでしょうか?
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、ハイキャリアへ転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。
志望業界が未経験である場合、志望企業が未経験での採用を行っているかどうかも確認しなければなりません。
そして志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。
中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
実際にハイキャリアの選考では、対策必須ともいえるケース面接や企業独自のユニークな質問をされる頻度が高いです。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。
内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
上記の3つの悩みを解決してくれるのが、インテリゴリラの選考体験記です。
インテリゴリラの選考体験記は、内定者の学歴、社歴、職務経歴書、志望動機や転職軸、自己PR、選考対策方法、1次面接・2次面接・3次面接・最終面接での回答内容、内定理由、応募者へのアドバイスを全て余すところなく書いています。
MOSの履歴書などの書き方
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)合格後、履歴書などの応募書類への書き方をご紹介します。
書き方は大きく分けると、英語表記、カタカナ表記の2通りです。
どちらを使っても問題ありませんが、英語表記の場合、スペルミスがないようにしましょう。
下記に具体的な記載例を紹介します。
スペシャリストレベルに合格した際にはレベルの記載は必要ありませんが、エキスパートレベルに合格した場合には必ず「エキスパートレベル 合格」とレベル名を記載しましょう。
Excelの資格を活かせる人の特徴
一般事務や経理に限らず、様々な業務でExcelは活用されています。近年では義務教育課程で表計算ソフトの使い方を学ぶ機会もあり、Excelの基本的な使い方を知っている、Excelを使った作業ができる、資格はないがExcelのスキルは高いという人も多くいます。
資格よりもスキルを重視する企業も多い中、Excelの資格を活かせる人の特徴と言えば、
などが挙げられます。資格を持っていることで知識や能力がアピールできると共に、「資格を取ってまでやりたい」という仕事に対する熱意もアピールができます。
「有資格者のみ」の指定がない限り、資格がなければ採用されないということはありませんし、初心者よりエキスパートが有利ではありますが、資格があることで周りと1歩差ができ、採用へと繋がるチャンスにもなります。
Excelの資格を取得するメリット
Excelの資格を取得するメリットと言えば、一般的には【知識とスキルの習得】ですが、就職活動・転職活動を行う人にとっては【履歴書に書ける】という点も大きなメリットになります。
履歴書に記載することでExcelに対する知識と能力のレベルを端的にアピールすることができ、面接で具体的な業務とスキルの話に繋がることもあります。資格がない場合、面接時に口頭でスキルをアピールすることもできますが、「資格はないが得意」だけでは何の証明もなく、信用になりません。
Excelの資格を転職へ活かす際に知っておきたいこと
転職をするにあたり、これからExcelの資格を取得しようと考えている人もいると思います。又、既にExcelの資格を取得している人は、どのようにして転職に活かせるかを考えているはずです。
Excelに限らず、資格はただ取得するだけでは意味がありません。
同じ種類の資格でも難関資格ほど転職に有利なのはもちろん、資格取得が必ずしも採用に繋がるわけではありません。資格取得自体がゴールではないと自覚し、資格取得で周りと差別化できるポイントを探すことが大切です。
難関資格ほど有利になる
先にご紹介した通り、Excelの資格にも様々な種類や階級があります。当然のことながら、簡単に取れる初級資格よりも難関とされる上級資格の方が持っている人も少なく、転職に有利になります。
だからと言って、いきなり上級の難関資格に挑むのではなく、まずは自分の取りやすい階級の資格を取得して知識と技術をしっかりと固めた上で、タイミングを見てより難しい階級の試験を受けていくことが大切です。
上級になるにつれて試験範囲も広がり、試験勉強を通じてより実践に役立つ知識を得ることができますし、資格試験を通じてどんなスキルを身に着けたか、面接でアピールすることができます。
資格取得自体がゴールではない
資格試験に挑む人が勘違いしやすいのが、資格取得自体がゴールではないということです。
試験勉強に没頭するあまり本来の目的を忘れてしまい、資格取得自体が目的であるかのように思いがちですが、そもそも、何の為に資格試験に挑むのでしょうか。
それは自身のスキルアップ、キャリアアップの為です。又、資格があれば必ず採用されるという話ではありません。
資格取得はあくまでもスタートにすぎません。ただ資格を取ればよいという思考はやめ、資格を活かすことを考えることが大切です。
資格取得で差別化できるポイントを探す
実は、Excelの資格を持っている人は意外と多い為、単に資格を取るだけでは武器にはなりません。大切なのは資格取得の為の勉強を通じて、どんな強みを身につけたかということです。
応用できる基本知識や基本操作のような些細なことでも構いません。周りと差別化できるポイントを見つけておくことで、面接の際に強みを積極的にアピールすることができます。
資格はただ持っているだけでは意味がありません。資格を活用する為にも、試験を通じて自分の強みを何か1つでも見つけておきましょう。
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自分のスキルやキャリアに自信のある若手の方は、
志望難関企業の内定に近づくために是非登録しておきましょう。
エクセルの資格を活かして転職を有利に進めよう!
エクセルに関連する資格や勉強方法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
様々なビジネスシーンで活用されているマイクロソフト社のエクセルですが、おすすめの資格はMOSで、エキスパートまで取得できれば転職の際に非常に強力な武器になります。
勉強方法としては、対策本を使用しての独学と通信講座の受講が挙げられますが、自分に合った勉強方法を選ぶに越したことはありません。
そしてMOSの取得後に転職活動を成功させた人たちの選考体験記を読むことは勉強を進める上での大きなモチベーションになります。
ぜひ学習してみてはいかがでしょうか。