「縁の下の力持ち」と言われた経験はありませんか?
「目立たない所で苦労して支える人」のことを表す言葉です。皆さんは適切な使い方を理解できていますでしょうか。
本記事では「縁の下の力持ち」の意味や使い方のほか、類語や対義語、英語表現も解説するので確認しましょう。
「縁の下の力持ち」の意味とは
普段よく耳にする「縁の下の力持ち」という言葉ですが、正しい意味を理解してますか?正確に理解して様々な場面で使用できるようになりましょう。
それでは、先ずは「縁の下の力持ち」の意味を解説します。
目立たない所で苦労して支える人
「縁の下の力持ち」の意味は以下の通りです。
言葉の意味からもわかるとおり、使い方によっては相手を不快にしてしまうことがあります。
- 部長は縁の下の力持ちですね。
⇨目上の人に対しいて使うのは適切ではありません。
「縁の下の力持ち」は、目立たない所で苦労して支えている人を称賛する場合に使うことが多い言葉であり、面接の自己PRにてよく使われます。
「縁の下の力持ち」の由来
「縁の下の力持ち」の「縁の下」は、かつて大阪の四天王寺で夢殿の聖徳太子の像に経供養(きょうくよう)で披露された「椽(えん)の下の舞」が由来とされています。
「椽(えん)の下の舞」は昭和初期まで一般大衆に披露されることはなく、演者は無観客の中でありながら、舞を踊り、練習をし続けていました。
誰にも見られていないところでありながら丹念に練習を行い努力をする演者の姿から「縁の下の力持ち」という言葉が誕生したとされてます。
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「縁の下の力持ち」のビジネスシーンでの使い方・例文
ここまで読んでいただいた内容で、「縁の下の力持ち」の意味が理解できたかと思います。
ここからは、「縁の下の力持ち」の使い方を解説します。
例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
以下3つのパートで使い方を紹介します。
- 陰の功労者に向けて使う
- 使う際は注意も必要
( 相手がその立場を望んでいない、 使う相手が上司の場合) - 「縁の下の力持ち」を使った例文紹介
それでは一つずつ解説します。
陰の功労者に向けて使う
「縁の下の力持ち」は一般的に、陰の功労者に向けて使います。
ですので、ビジネスシーンだけではなく日常の様々な場面で使うことができます。
ビジネスシーンでは、自己PRや相手を讃えるときによく使われます。一方、日常生活では、チームスポーツで目立たないが必要不可欠の選手などに対してよく使われます。
なお、ここまで読んでいただいてわかるとおり「縁の下の力持ち」陰で活躍している人に対して使われるため、リーダーなどの目立っている人や目上の人に対して使うことは避けましょう。
使う際は注意も必要
「縁の下の力持ち」はポジティブな意味を持ちますが、使い方を間違えると相手を不快にさせてしまうケースがあります。
そのケースは次の2つです。
それでは一つずつ解説します。
相手がその立場を望んでいない
「「縁の下の力持ち」は“目立たない存在”というニュアンスを持ちます。
そのため、相手が“目立っていない”という立場を望んでいない場合に「縁の下の力持ち」を使うと、馬鹿にされている、皮肉られていると理解される可能性があります。
使う相手が上司の場合
「縁の下の力持ち」を上司に対して使うのは失礼に当たるため避けましょう。
なぜなら、「縁の下の力持ち」は相手を評価する言葉であるからです。
基本的に部下や後輩が上司や先輩といった目上の人を評価することはしませんね。
目上の人が「縁の下の力持ち」出会ったとしても、これを直接伝えるのは避けましょう。
「縁の下の力持ち」を使った例文紹介
ここまでを読んでいただ方は、「縁の下の力持ち」の意味や使い方、間違った使い方を理解できたと思います。
ここからは例文を確認して使い方のイメージを膨らませましょう。
「縁の下の力持ち」の自己PRでの使い方例文
「縁の下の力持ち」は就職活動の面接でよく使われます。
このパートでは、面接場面での「縁の下の力持ち」の使い方や使う際のポイント、例文を解説しますのでぜひ確認しましょう。
面接の自己PRで使える
面接で「縁の下の力持ち」を使うのは、自己PRのときです。
よく自己PRでは、部活動の部長経験によるリーダーシップやアルバイト経験によるコミュニケーション能力などがあります。これらは仕事にすぐに生かせる能力です。
しかし、このような能力に自信がなく当てはまらないと感じる人に「縁の下の力持ち」がよく使われます。しかし、使い方や使う企業によってはネガティヴな印象を与え兼ねませんので注意しましょう。
「縁の下の力持ち」のアピールポイント
それでは面接で「縁の下の力持ち」を使う際、何をアピールできるか確認しましょう。
採用面接において、必ずしも目立った人や人前に立つことが好きな人だけが採用されるわけではありません。冷静に物事を分析し先を読む力や徹底的に調査を行う力など、目立つことはないが組織において必要とされる能力は多くあります。
これらのポジションに適応する人材であることをアピールする際に「縁の下の力持ち」を用いることができます。「私は縁の下の力持ちです」と言うことで自身の性格を抽象的に表した後、具体的なエピソード等を話すことで面接官に伝わりやすいような工夫をしましょう。
「縁の下の力持ち」を使った例文紹介
面接での「縁の下の力持ち」の例文を確認しましょう。
「縁の下の力持ち」を発揮できる仕事とは
「縁の下の力持ち」を発揮できるのは、サポートが中心の仕事です。
「縁の下の力持ち」を発揮できるの仕事を次の2つに分けて解説します。
①業界
②業務内容
①業界
「縁の下の力持ち」を発揮できる業界は主に次のとおりです。
これらの業界に共通するのは、一歩引いたところで支える仕事であることです。
「縁の下の力持ち」の類語・意味
「縁の下の力持ち」をより深く理解するために、似た言葉(類語)の意味や例文を確認しましょう。
「縁の下の力持ち」類語には、主に以下7つが挙げられます。
- 陰の立役者
- 縁の下の掃除番
- 簀の子の下の舞
- 内助之功
- 鴨の水掻き
- 黒子
- 名脇役
それでは類語について一つずつ解説します。
陰の立役者
「陰の立役者(かげのたてやくしゃ)」
専門的な知識や特殊な技術などを教えてもらう時に使います。
ちなみに「指南」とは本来、武道や芸事を教えることを指す言葉でした。
「縁の下の掃除番(えんのしたのそうじばん)」
「縁の下の掃除番(えんのしたのそうじばん)」
人には知られないように、努力、苦心をする人という意味。
仕事などでは、目立つ人ではないが必要とされる人という意味合いで使います。
簀の子の下の舞
「簀子の下の舞(すのこのしたのまい)」
陰ながらに誰かの助けになっている人や、知れず他人のためになることを指す言葉。
簀子は舞台の天井のことで、演者が簀子の下で舞を練習していたことが由来とされています。
内助之功
「内助之功(ないじょのこう)」
家庭内で妻が夫を支え、夫の仕事を陰からサポートすることを指します。
一般的に妻が夫を支える際に使われる言葉ですが、男女関係なく使うこともでき、慎ましやかに人をサポートすることができる人を称賛するときに用いられます。
鴨の水掻き
「鴨の水掻き(かものみずかき)」
のんびりと水に浮かぶ鴨も、水面下では絶えず足で水を掻き続けている。
転じて、人知れない苦労があるということの例え。
黒子
「黒子(くろご)」
歌舞伎などの舞台で、俳優の演技の手伝いをする、黒ずくめの人のことを言う。
黒子に徹するはこうした歌舞伎の「黒衣」から転じて、表に出ないでものごとを処理する人。
名脇役(めいわきやく)
「名脇役(めいわきやく)」
映画やドラマ、舞台などで、主役を引き立てながらも、主役以上の存在感さえ感じさせる脇役。
比喩的に、指導者ではないが、組織の円滑な運営になくてはならない人を指す。
「縁の下の力持ち」の英語表現
ここからは、ビジネスシーンで活用できるよう「縁の下の力持ち」の英語表現を確認しましょう。例文を交えて解説するのでぜひ参考にしてください。
「縁の下の力持ち」の英語表現は主に次の2つがあります。
- back seat player
- unsung hero
英語表現①back seat player
「残渣(ざんさ)」の意味は以下のとおりです。
英語表現②unsung hero
構成する英単語の意味を確認しましょう。
【guidance】
意味は「指導、案内、手引き」です。
【encouragement】
意味は「激励、奨励」です。
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