戦略コンサルを行うベインアンドカンパニーへの転職で気になる平均年収、ボーナス、残業代、待遇などの評判・口コミを紹介します。年収が高いと評判のコンサル業界で、1業種1社の顧客第一主義と成果主義を貫き続けるベインアンドカンパニーへ転職をお考えの方は必見の内容です。
- ベイン・アンド・カンパニーの平均年収は?
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平均年収は年齢30歳程度で、1,920万円と推定されます。
- ベインアンドカンパニーの求める人材は?
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何よりも重宝されているのが結果を出せる人材です。クライアント企業の業績連動のフィーをもらう制度もあることから、とにかく結果を出せる人材が求められます。
- ベイン・アンド・カンパニーの評判は?
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「コンサルティング会社の中では最高水準の給与です。ワークライフバランスも競合よりも良いので、コスパは圧倒的に業界トップだと思います。」などの良い口コミが多いです。
コンサルティング会社のベインアンドカンパニーとは
ベインアンドカンパニーの企業情報
ベイン・アンド・カンパニーは、1973年に米国ボストンにて設立され、創業者は、元BCG・ヴァイス・プレジデントであったビル・ベインです。
設立時には、ビル・ベインを含む元BCGのコンサルタント総勢10名で参画しスタートしました。
マッキンゼー、BCGなどと比べると後発となるベインは、他社戦略コンサルと差別化するために、下記二点のコンセプトがあります。
- 1業種1社の顧客第一主義
- 成果主義(コンサルティングの質はクライアントの株価によって評価されるべきという厳正な姿勢)
今でもこのコンセプトは大事にされており、ベインの企業理念は「結果主義」です。
真に進むべき道「True North(真北)」を示すことを信条とし、企業(クライアント)の変革を成功させ、クライアントが市場を上回る業績を実現することを大切にしています。
実際、ベインが支援をするクライアント企業の株価は市場平均(S&P500)に対し約4倍のパフォーマンスを達成しています。
またベインは、北米、欧州、アジア、南米、アフリカなど、世界37ヵ国、59拠点にオフィスを展開し、約8,000名のコンサルタントが働いています。
ベインアンドカンパニーの特徴
外資系コンサルのベインアンドカンパニーの特徴は、下記五点です。
ベインのミッションは「クライアントがトランスフォーメーションを達成すること」です。
その中でも、True North(真北)の精神である、「常にクライアント、社員、コミュニティに対して正しいことを行う」を信条にコンサルティングサービスを提供しています。
また、クライアントの業績に応じてフィーを貰う業績連動報酬を採用していることも、クライアントからの評価が高い理由です。
コンサルティングファームへの転職ならインテリゴリラ
コンサルティングファームに転職をお考えでしょうか?
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、コンサルティングファームへ転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。
志望業界が未経験である場合、志望企業が未経験での採用を行っているかどうかも確認しなければなりません。
そして志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。
中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
実際にコンサルティングファームの選考では、対策必須ともいえるケース面接の出題頻度が高いです。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。
内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
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ベインアンドカンパニーの平均年収は1,920万円
初任給・5年次・10年次の平均年収
年次 | 平均年収 |
初任給 | 約600万円〜650万円 |
5年次 | 約1,500万円~ |
10年次 | 約3,000万円~5,000万円 |
ベイン・アンド・カンパニーの平均年収は平均年齢30歳程度で、1,920万円/と推定されます。
初任給はボーナスを含めて約600万円を上回る極めて高額な年収となり、入社5年次の平均年収は1,500万円以上で日本の全就業者のトップ1.2%以内に、入社10年次の平均年収は3,000~5,000万円と日本の全就業者のトップ0.2%の領域に到達します。
ただし下記でも述べますが、ベインアンドカンパニーを始めとした外資系戦略コンサルティングファームでは、Up or Outを厳格に運用しています。
入社したファームに10年以上残れるコンサルタントは同期の中で1割以下のため、年収2,000万円を超えるコンサルタントは決して多くありません。
そのため、生涯年収でいえば日系の大手の金融や総合商社を下回る可能性も十分高いと言えます。
役職別の平均年収
役職名 | 給与(推定) |
アソシエイトコンサルタント | 600万円~ |
シニアアソシエイトコンサルタント | 900万円~ |
コンサルタント | 1,500万円~ |
ケースチームリーダー | 2,000万円~ |
マネージャー | 3,000万円~ |
プリンシパル | 4,000万円~ |
パートナー | 5,000万円~ |
世界でマッキンゼーやボストンコンサルティンググループと並び、三指に入るベイン・アンド・カンパニーの年収は驚異的な額です。
入社初年度の年収がすでに大企業における40歳時の平均年収を大きく上回っており、平均して3年ほどで年収1,000万円に到達します。
また、外資系の戦略コンサルティングファームでは、総合商社や大手デベロッパーと異なり年次を経るごとに年収の上昇率が低下するといったことはありません。
しかしながら、これほどの高給を得るには当然リスクもあり、自分の役職で要求されるだけのパフォーマンスを発揮することができなければ、容易く解雇となる「Up or Out」が厳格に適用されています。
生涯年収で見た場合には日系の投資銀行や総合商社で海外転勤する方が高給となることも十分考えられるため、年収のみを目的にベイン・アンド・カンパニーを選択するのは避けるべきです。
競合の平均年収を比較
競合他社との平均年収を比較した表が、以下のようになります。
社名 | 年収 |
ベインアンドカンパニー | 1,920万円 |
ボストンコンサルティンググループ | 1,860万円 |
アーサー・D・リトル | 1,800万円 |
マッキンゼー | 1,800万円 |
A.T.カーニー | 1,660万円 |
戦略系コンサルティングファームの競合内で年収を比較してみると、トップに位置しています。
しかし、戦略系ファームは職位が上がるほどにボーナスが占める比重が高くなり、特に同社では30~50%がボーナスの比重です。
その為、一概に平均年収がいくらであるというのは難しく、あくまで参考値であることに留意してください。
マッキンゼーの年収は高い?役職や年代別年収・競合他社との比較を解説!
ベインアンドカンパニーの年収・ボーナスや残業代は?
ベインアンドカンパニーのボーナス
戦略系コンサルティングファームでの給与比較を行うと、マッキンゼーやBCGを置き去り一位に君臨します。
ただし、戦略系ファームは職位が上がるほどにボーナスが占める比重が高くなり、特にベインアンドカンパニーはボーナスの比率が高いため一概に平均年収がいくらであるというのは難しく、あくまで参考値に過ぎません。
なお、ベインアンドカンパニーのボーナスの比率は、職位にもよりますが年収の30~50%程度を占めます。
ベインアンドカンパニーの残業代
ベインアンドカンパニー残業代の支給はありません。
しかし、昼食などの食事には一定額の補助があり、オフィス内のドリンクなどは全て無料です。帰宅の際のタクシー代も全額支給されます。
ベインアンドカンパニーの年収や働きやすさの評判・口コミ
ベインアンドカンパニーに在籍経験のあるコンサルタントからの生の声を下記で紹介します。
年収・給与に関する評判・口コミ
給与はポジションごとに決まるので、年齢や年次や家族構成などは関係ありません。
同じポジションなら25歳でも33歳でも同じで、昇進すると一気に上がります。
競合他社と比較しても給与水準は高いですが、追加手当などの福利厚生はほぼありません。
コンサルティング会社の中では、最高水準の給与です。
ワークライフバランスも競合よりも良いので、コスパは圧倒的に業界トップだと思います。
給与は半年に一度の評価に応じて明確に決まりがあり、評価に値する仕事内容であれば正当に評価されるため非常に納得感のある給与制度です。
昇進についてもグローバルで統一された基準があり、昇進に向けて会社全体で支援してくれる風潮があります。
競合他社に比べて、給与面では非常に恵まれていると感じます。
特に、コンサルタントクラス以上になるとかなり給与があがります。
競合と異なるのは、ボーナスの比率が著しく高いことで、パフォーマンス次第では年収が大きく上下しうる仕組みになっています。
働きやすさに関する評判・口コミ
プロジェクトベースのため案件・時期に応じて忙しいタイミングはありますが、一時的にプライベートとのバランスがと取りずらいと感じることはあります。
しかし、プロジェクト終了時に希望があれば一定期間の休暇を取得することができるため、旅行等に行くことも可能です。
また、家庭の事情やキャリア形成・趣味でお休みを取得したい場合、事前に伝えておくことで長期的な休みをいただくこともできるため、自ら積極的に調整をすればバランスは取りやすいと思います。
ワークライフバランスを改善しようという取り組みはパートナー含めリーダーシップチームは頑張っていたと思います。
ただ、現実的にはクライアントのいる職業という性質上、1日の仕事の量が直前までわからないことが多く、平日夜の予定はまず入れられないという雰囲気でした。
労働時間はプロジェクトによって、さらに同じプロジェクトの中でもタイミングによって大きく変動します。
問題はそのコントロールが個人ではあまりできないことです。
クライアントありきの客商売であり、チーム内でも頻繁に議論して仮説検証を繰り返して進める仕事で、ルーティーンワークがないため、先が読みにくく、自分の裁量でタイムラインを引きにくいという形です。
ファーム全体ではクライアントへの責任感は強いものの、ワークライフバランスを維持・改善しようという意識も高いので、理不尽に労働時間が長くなることはほぼなく、お互いにとても協力的です。
有給休暇はしっかり取れますし、プロジェクトの合間であれば全く問題ないため、普通の会社よりちゃんと休暇を取れます。
モチベーションに関する評判・口コミ
ビジネス上の課題に対して、クライアントを唸らせる解を導き出せた時と、自分の部下の成長を実感できたとき、仕事へのやりがいを感じモチベーションが上がります。
また、モチベーションの高い人と共同して、お互いの強み•弱みを補完して、いい仕事ができたときは非常に快感を感じます。
フラットに評価していただけるのでやりがいがあります。
取り組んでいる課題も一流企業のトップマネジメントとの最重要Agendaであることが多く、インパクトの大きな仕事であると日々感じながら仕事ができます。
個人の成長に対して会社がサポートを積極的に提供してくれ、社員同士の政治などはなく、互いに助け合う文化が定着しています。
人と社内の雰囲気が非常に良いです。
人数が100人少し超えたぐらいで、顔と名前が一致し、アットホームな雰囲気があります。
シニアなパートナーとの距離も近く気軽にフィードックがもらえ、モチベーションが上がります。
どのファンクションにいても、自分の仕事の成果がダイレクトに見えるサイズなのでやればやっただけ結果として出やすい反面、手を抜くことはできないというプレッシャーがあります。
また、比較的自由に考えを尊重してもらえるので、いろいろと試行錯誤しながら仕事を進められます。
BCGの平均年収は1,860万円!内定者が年収・初任給・残業時間を解説
年収が高いベインアンドカンパニーに転職するには?
求められる人物像
ベイン・アンド・カンパニーは、「True North(真北)の追求」を信条としており「True North」とは下記のの4項目です。
- パッションとコミットメント
- オープンで誠実
- 実践的
- One Team
上記の性格を備えた人材が、同社にて求められていると言えます。
そして何よりも重宝しているのが結果を出せる人材です。
クライアント企業の業績連動のフィーをもらう制度もあることから、とにかく結果を出せる人が求められます。
ベインでは、コンサルタントの成果物は過程ではなく結果という考えであるため、結果を出すための考えや行動を求められ、ベイン自体もそういった考えの組織作りがなされています。
また、ベインが考えるミッションへの核として「常に高い質を目指すこと」「互いのパフォーマンスを常に再定義すること」を掲げています。
- 基礎的な分析力・専門的分野
- 総合的思考
- 顧客の理解および密接な関係づくり
- チーム力
の3つを挙げており、これらを持ち合わせている人物をベインは求めています。
必要な資格や難易度
ベイン・アンド・カンパニーは、中途採用を通年行っているため、多くの人に転職するチャンスがあります。
しかし、その難易度はかなり高いと言えます。
全社でも100人程度のコンサルタント数であることに加えて、採用までには何度も面接が行われ、4次面接まで来ても、不採用となることも多々あるようです。
また、志望するにあたって、絶対に必要な資格や経験などはありません。
他社のコンサルティングファームで求められる資格として、中小企業診断士資格、IT系の資格、証券アナリストの資格など多様な資格が挙げられます。
ベインアンドカンパニーとしても資格があることで、高いバリューを発揮できるという考えを持っていません。
一方で、特段の英語の資格は必要ではありませんが、外資系である為ある程度の英語力は求められます。
TOEIC730点レベルでは「英語力が低い」という認識なので、最低でもTOEIC800点くらいの実力は必要と言えます。
TOEICは資格ではありませんが、資格の勉強と同程度の勉強量が必要になります。
その為、必要な資格は無いと思考停止するのではなく、資格の代わりにTOEICでの高スコアを保有する意識を持つと良いです。
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会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
---|---|---|
マッキンゼー&カンパニー | ★★★★★ | ★★★★ |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★ | ★★★★ |
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン | ★★★★ | ★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★ |
日本IBM | ★★★ | ★★★ |
アビームコンサルティング | ★★★ | ★★★ |
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ベインアンドカンパニーは初任給から年収が高い
ベインアンドカンパニーの中途採用のために、平均年収、ボーナス、労働環境などの待遇、評判・口コミについて、紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
ベインアンドカンパニーの特徴はなんといっても、業界トップの給与水準でした。
入社初年度の年収が600万円を超えて、大企業における40歳時の平均年収を大きく上回り、平均して3年ほどで年収1,000万円に到達します。
しかし、同社の選考を突破することは困難を極めます。
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なぜなら、ベインアンドカンパニーのような大手企業の場合は、大手の転職エージェントに求人依頼をして採用をおこなっているケースが多い傾向にあるからです。
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