総合ファームの人気の理由
20~30代の転職先として常に上位として挙がることが多いのが総合ファームです。総合ファームは下記理由から転職希望者の中で人気となっています。
➀年収の高さ
上場企業のベイカレント社のように平均年収は1,000万円以上の企業が多く存在し、パートナー(役員)クラスの方は年収1億円を越えている方もいます。また一般的な日系企業と違って実力主義であり、結果を出せば若手から昇進、昇格しやすい環境であるのも特徴です。
➁グローバルでの活躍
コンサルティングファームでは日系企業海外進出支援等のプロジェクトもあり、グローバルで活躍したい方にとって非常にやりがいのある案件も多いです。また、部署によっては外国人がプロジェクトメンバーにいることもあり、人材の多様性を感じることもできます。
③経営の専門性の習得
総合ファームではITや経営的なスキル、プロジェクトマネジメントの知見を積むことができます。コンサルティングファームでの経験を活かして起業している方もいます。
④キャリアアップのしやすさ
コンサルティングファーム出身者は多方面で活躍しており、ファンド、事業会社経営企画、起業等幅広い方面からの引き合いや選択しがあります。ポストコンサルでのキャリアの幅の多さも転職希望者が多い理由の1つでしょう。
また、コンサルである程度経験を積んだ後にフリーコンサルをしている方の中には月収300万円以上の案件の引き合いを受けている方もいます。
コンサルティングファームへの転職ならインテリゴリラ
コンサルティングファームに転職をお考えでしょうか?
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、コンサルティングファームへ転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。
志望業界が未経験である場合、志望企業が未経験での採用を行っているかどうかも確認しなければなりません。
そして志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。
中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
実際にコンサルティングファームの選考では、対策必須ともいえるケース面接の出題頻度が高いです。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。
内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
上記の3つの悩みを解決してくれるのが、インテリゴリラの選考体験記です。
インテリゴリラの選考体験記は、内定者の学歴、社歴、職務経歴書、志望動機や転職軸、自己PR、選考対策方法、1次面接・2次面接・3次面接・最終面接での回答内容、内定理由、応募者へのアドバイスを全て余すところなく書いています。
総合ファームのランキング結果
弊社の独自調査及び公開情報をもとに総合ファームの年収、働きやすさ、グローバル案件の多さという多くの方が気になるポイントを中心に評点を付けました。弊社の評価では1位クニエ、2位アビームコンサルティング、3位ベイカレントコンサルティングとなりました。
ランキング | 会社名 | 年収 | 働きやすさ | グローバル | 総評 |
---|---|---|---|---|---|
1 | クニエ | 70点 | 80点 | 86点 | 79点 |
2 | アビームコンサルティング | 55点 | 81点 | 90点 | 75点 |
3 | ベイカレントコンサルティング | 76点 | 90点 | 55点 | 74点 |
4 | PwCコンサルティング | 79点 | 65点 | 75点 | 73点 |
4 | アクセンチュア | 76点 | 80点 | 60点 | 72点 |
6 | KPMGコンサルティング | 79点 | 70点 | 65点 | 71点 |
7 | デロイトトーマツコンサルティング | 85点 | 55点 | 60点 | 67点 |
7 | 日本IBM | 58点 | 82点 | 60点 | 67点 |
9 | EYストラテジー&コンサルティング | 83点 | 60点 | 55点 | 66点 |
10 | 日立コンサルティング | 67点 | 70点 | 55点 | 64点 |
1位 クニエ
クニエはNTTデータグループの会社であり、NTTデータグループから安定して案件を受注しています。また、NTTデータグループであることもあり、福利厚生や働き方に関しても他ファームよりも充実しているのが特徴です。また、特徴としては日系企業の海外進出支援を強みとしています。
年収
同社の平均年収は1,159万円であり、日系の総合ファームでは比較的高い水準となっています。
働きやすさ
NTTデータグループということもあり、福利厚生や働き方は充実しています。月残業平均も40時間前後と他コンサルティングファームと比べて比較働きやすい環境です。
グローバル案件
同社はグローバル案件の比率が66%であり、日系企業の海外進出案件の比率が多いのが特徴です。
総評
グローバルでのブランド力はBIG4やアクセンチュアと比べて見劣りしますが、働きやすさ、年収、グローバル案件の比率ともにバランスが良く、特にグローバル案件に関わりたいと思っている方にとっては非常にお勧めの企業です。
2位 アビームコンサルティング
アビームコンサルティングはNECの子会社であり、SAPやERPの案件を強みとしています。日系ファームでアジア圏を中心に海外進出をしています。
年収
同社の平均年収は753万円であり、他ファームと比べても決して高いとは言えない水準です。しかし、UP or OUTの文化はなく、人材を長期で育てる文化であるため、コンサル未経験者が経験を積むには非常に良い環境です。
働きやすさ
以前は非常にハードな時期もありましたが、NECの子会社化したこともあり、働きやすさは大幅に改善されています。現在は月残業は40時間前後となっています。
グローバル案件
海外支社も有り、海外赴任のチャンスも外資系ファームに比べると多い状況です。また、日系ファームだからこそ、日本人メンバーも海外プロジェクトに携わることができる機会も多いです。
総評
年収は他ファームに比べて低い傾向にありますが、働きやすさ、人材の長期育成、海外駐在のチャンス等の魅力も有り、未経験からのコンサルスタートにはお勧めのエージェントの1つです。外資系ファームのようなUp or Outの環境に自信がない、ワークライフバランスを保ちたいという方にとってはとても良い選択肢となっています。
3位 ベイカレントコンサルティング
ベイカレント社は大手日系企業の中でも数少ない独立系ファームです。親会社や海外オフィスへのロイヤリティが無い分、社員に給与として繁栄していたり、ワンプール制をとっており、コンサルタントとして幅広い業界や種類の案件に関与できるのが特徴です。
年収
同社の平均年収は1,118万円であり、日系の総合ファームでは比較的高い水準となっています。ただ、口コミによると転職の際に1番高いオファー金額を提示されたという方も多く、他ファームと比べても年収が高くなりやすい環境です。
働きやすさ
月残業は21時間前後と他ファームと比べても圧倒的に就業環境が良いのも特徴です。
グローバル案件
海外案件も扱っているものの、クニエやアビームと比べたらドメスティックな案件がメインとなっています。
総評
インダストリーや機能別ではなく、幅広い種類の案件に関わってみたいという方にはお勧めの企業です。戦略案件は全体の3割程度ですが、海外案件の比率は少ないのでグローバルでの活躍を期待する人にとってはミスマッチになりやすいです。また、同社は前職の経験を加味してオファーをして貰えるため、年収を下げずにアップして転職したいという方にもお勧めとなっています。
4位 PwCコンサルティング
日本国内ではBIG4の中でデロイトに次いで2番目の規模を誇るファームであり、ブランド力のあるStrategy&を中心にBIG4の中でも海外案件比率が高いのが特徴です。また、監査法人の規模が小さいことから、他の監査法人系のファームと比べてコンサルティングの提供範囲の制限が少ないのも特徴となっています。ルールとして、監査法人のクライアントついてはグループとしてコンサルティングサービスを提供してはいけないこととなっており、監査法人トーマツや新日本有限責任監査法人(EY)はクライアントの制限を受けやすくなっています。
年収
同社の平均年収は1,316万円であり、他ファームと比べても高い水準となっています。ただし、BIG4の中で比べると3番目の水準となっていますが、そこまでBIG4間で年収の大きな隔たりは発生していない状況です。
働きやすさ
月残業は55時間前後と多少ハードワークは要求されますが、チームのメンバーの人柄が良いことが多いという口コミも多く、働きやすい環境ではるようです。
グローバル案件
BIG4 の中では最も海外案件の比率が多く、海外案件をやりたいのであれば日系ファームが1番比率が多いですが、外資系ファームで選ぶのであればPwCが良い選択肢となっています。
総評
BIG4の一角として、働きやすい社風、海外案件の多さ等の魅力があります。海外案件や協調性のある社風に魅力を感じる方にとってはお勧めの企業です。
5位 アクセンチュア
アクセンチュア社は世界で最大のコンサルティングファームであり、ITコンサルティングの領域では圧倒的No.1となっています。戦略策定~BPOまで幅広い対応が可能なリソースがあるのが同社の特徴です。
年収
同社の平均年収は1,268万円であり、他ファームと比べても高い水準となっています。ただし、BIG4より平均年収が低くなっています。アクセンチュアではBPO部隊等の年収が低い傾向にあるので全体としては年収が低くなっていますが、コンサルタントの年収面はBIG4と比べても遜色無い水準となっています。
働きやすさ
月残業は40時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、以前と比べて比較的に働きやすい環境となっています。ただ、ハードなプロジェクトにアサインされると月残業が80時間を越えるタイミングもあるようです。
グローバル案件
グローバル案件もあるものの、比率としてそこまで多くはないようです。どちらかと言うと日系企業のシステム導入やDXの案件等が1番大きなウェイトを占めています。
総評
BIG4の一角として、働きやすい社風、海外案件の多さ等の魅力があります。海外案件や協調性のある社風に魅力を感じる方にとってはお勧めの企業です。
6位 KPMGコンサルティング
KPMGコンサルティングはBIG4の一角の企業であり、あずさ監査法人からの紹介案件が非常に多いのが1つ大きな特徴となっています。また同社は常駐案件ではなく、プロジェクト型の案件が多いことも1つの大木な特徴となっています。
年収
同社の平均年収は1,328万円であり、他ファームと比べても高い水準となっています。大きな差はありませんが、平均年収ランキングでもBIG4の中で2番目の水準となっています。
働きやすさ
月残業は50時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、ある程度ハードワークな場面は発生しそうです。ただ、人材の長期育成に力を入れているファームであり、他ファームに比べても離職率が低いのが特徴です。
グローバル案件
グローバル案件もありますが、海外案件にアサインされるのはかなり運の要素も大きく、グローバル案件に携われないということで転職する方もいます。
総評
BIG4の一角として、働きやすい社風、人材の長期育成の文化は魅力となっています。一方で、海外案件を希望する方にとってはミスマッチが発生しやすい環境です。
6位 デロイトトーマツコンサルティング
デロイトトーマツコンサルティングはBIG4で最大のファームであり、自動車セクター、HRセクター等、コンサルティングファームの中でもトップクラスの人員とノウハウを保有している部門が多いのが特徴です。
年収
同社の平均年収は1,422万円であり、他ファームと比べても高い水準となっています。またBIG4の中でも1番年収が高くなっています。
働きやすさ
月残業は66時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、ある程度ハードワークな場面は発生しそうです。BIG4の中では最もハードな環境と言われており、コンサルタントとしてのスキルを身に着けるには良い環境ですが、ワークライフバランスを重視する方にとってはミスマッチしやすい環境となりそうです。
グローバル案件
日系企業の海外進出案件や海外プロジェクトも一定ありますが、比率で言うと日系ファームよりは海外案件比率は高くない状況です。であれば日系ファームが1番比率が多いですが、外資系ファームで選ぶのであればPwCが良い選択肢となっています。
総評
BIG4の一角として、コンサルティングの専門性はトップクラスに高いのでコンサルタントとしてスキルを高めたい方にとってはお勧めの環境です。
8位 日本IBM
日本IBMはコンサルティング機能とベンダー機能の両方を有しているユニークなコンサルティングファームであり、AIやクラウド等の自社サービスを保有しており、基礎研究にも投資を続けています。
年収
同社の平均年収は953万円であり、他ファームと比べると若干低い年収となっています。
働きやすさ
月残業は35時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、ある程度働きやすい環境です。長期就業をしている社員も多く、他ファームに比べても年齢40歳以上のベテランのコンサルタントが多く在籍しているのが特徴です。
グローバル案件
グローバル案件もあるものの、国内案件の比率が多い環境であり、海外案件を希望する方にとってはマッチしづらい環境です。
総評
自社でAIやクラウド製品を保有しており、ベンダー機能とコンサルティングサービスの両面を提供できるため、要件定義~システム導入までトータルで提供しやすい環境です。また、コンサルティングファームの中では比較的ワークライフバランスが整っている環境であるため、長期就業を希望している方にとっては良い環境と言えます。ただ、長期就業しているコンサルタントが多いため、マネージャー等に昇格しづらいという口コミも見受けられます。
8位 EYストラテジー&コンサルティング
EYストラテジー&コンサルティング社は近年急成長を遂げているBIG4の一角であり、ここ数年の伸び率はBIG4の中では圧倒的となっています。元DTCの社長である近藤 聡がEYストラテジー&コンサルティングに参画してからは社内体制が強化され、伸び率が顕著となっています。同社は監査法人が最大規模であるため、コンサルティングサービスの提供範囲に一定の制限は発生しています。
年収
同社の平均年収は1,393万円であり、他ファームと比べると高い水準となっており、BIG4の中でも2番目に高い水準になっています。
働きやすさ
月残業は60時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、比較的忙しい環境です。ただし、比較的ワークライフバランスが整っているという部署も増えてきている状況で、月残業が40時間未満となっているという口コミも多く見受けられます。また、同社では所定労働時間が7時間であるため、残業時間が長くなりやすいという側面があります。その点を考慮すると比較的残業が短い環境であると言えます。
グローバル案件
グローバル案件もあるものの、海外事業所があることもあり、日本の事業所でのグローバル案件の比率はまだ高くない状況です。口コミによるとグローバルファームで海外案件や海外駐在等を期待して入社したものの、社内ではまだそのような機会は多くないというコメントが複数見受けられます。
総評
BIG4として急拡大を遂げており、他ファームに比べて上のポジションが空いていることもあり、昇格や昇給はしやすくなっている環境になっています。まだ特段強い部門は多くないものの、監査法人からのノウハウによりリスク系のコンサルティングに強みがあります。早期でキャリアップをしたいという野心的な方やある程度ワークライフバランスを保って働きたい方にとっては良い環境となっています。
8位 日立コンサルティング
日立コンサルティングは、日立グループのグループ会社であり、日立グループからの案件が4割前後となっています。日立グループで実証した案件を横展開しやすい点や日立グループの重要な戦略案件等にも携わることができるのが特徴です。
年収
同社の平均年収は915万円であり、他ファームと比べると若干低い年収となっています。
働きやすさ
月残業は50時間前後と言われており、プロジェクトによっても残業は異なりますが、多少忙しい環境ではありますが、激務ではない状況です。
グローバル案件
グローバル案件もあるものの、国内案件の比率が多い環境であり、海外案件を希望する方にとってはマッチしづらい環境です。
総評
日立グループの重要案件に携わることができるので、重要な戦略案件にも携わることができる環境です。
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会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
---|---|---|
マッキンゼー&カンパニー | ★★★★★ | ★★★★ |
ボストンコンサルティンググループ | ★★★★ | ★★★★ |
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン | ★★★★ | ★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★ |
日本IBM | ★★★ | ★★★ |
アビームコンサルティング | ★★★ | ★★★ |
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