ABNアドバイザーズの転職情報について解説。近年、企業の事業継承問題などを背景に注目が集まるM&Aビジネス。でも同社はあおぞら銀行の100%子会社という強みを活かし、事業を拡大しています。この記事ではABNアドバイザーズの会社情報や転職情報について解説します。
- ABNアドバイザーズの年収は?
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ABNアドバイザーズの年収は公式サイトでの記載がなく、転職サイトなどの口コミによると、平均年収は約〜1,500万円+賞与といわれています。
M&Aアドバイザーの平均年収は、900〜1,300万円と言われているので、ABNアドバイザーズの年収は比較的高い給与水準です。 - ABNアドバイザーズの選考フローは?
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選考フロー
- 書類選考
履歴書、職務経歴書による書面選考 - 一次面談
人事採用担当による面接 - 役職者面談
実務担当役職者による面接 - 役員面談
役員による面接 - 内定後、各種労働条件をオファー
- 書類選考
- ABNアドバイザーズの強みは?
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ABNアドバイザーズの強みは、大きく分けて以下の3点です。
ABNアドバイザーズの強み- あおぞら銀行グループで信頼性が高い
- 着手金が原則無料で成功報酬型
- 営業担当が20名と少数精鋭
ABNアドバイザーズの転職・求人情報を紹介
ABNアドバイザーズでは、現在以下の内容で人材を募集しています。
雇用形態 | 正社員 |
職種 | 営業コンサルタント職 (M&Aファイナンシャルアドバイザー) |
業務内容 | 中堅・中小企業から上場企業のM&Aに関わる業務全般 |
勤務地 | 東京(麹町) |
勤務時間 | 9:00~18:00 フレックスタイム制度 |
休日 | 週休2日制 祝日・シーズン休暇・有給休暇・慶弔休暇 |
給与 | 基本給+インセンティブ賞与 ※基本給は前職の給与水準、職務経験等を考慮の上、会社規定に基づき決定 |
福利厚生 | 交通費支給 健保組合制度 社会保険完備 |
応募資格 | 大学または大学院卒業当社理念や業務に共感し、高い倫理観と強い向上心を持つ方以下の実務経験2年以上(※抜粋) M&Aファイナンシャルアドバイザリー M&A会計・財務/税務/法務デューデリジェンス 経営・戦略コンサルティング 経営企画実務 金融機関における法人営業 ほか |
営業コンサルト職は、企業のM&Aに関わる業務全般を担う職種です。
具体的には、次のような流れで企業のM&Aサポートを行っています。
- 個別相談
- M&A戦略立案
- レポート作成
- マッチング
- TOP面談
- 基本合意
- 買収監査
- 成約
このように、業務内容にはニーズ検索や相談対応、案件化に向けた提案活動、企業価値評価サポート、各種条件交渉サポート、クロージングサポートなど、幅広いものが含まれます。
応募条件には、上記に関連する業務の実務経験が2年以上必要です。そのほか大学卒業以上の学位・求められる人物像があります。
【教育体制について】
ABNアドバイザーズでは、主に若手社員を対象として入社後半年間の手厚い研修制度を実施しています。
同業他社では、入社後1~2年の間は電話営業ばかりで精神的に疲弊するなどという声も良く聞かれるものです。
しかしABNアドバイザーズでは、新入社員の「事業継承問題という社会的課題に真っ向から向き合いたい」「世の中に貢献したい」という高い志を重視し、一人前になるまで責任をもって教育する育成プランを実施しています。
ABNアドバイザーズの中途採用は、応募資格がきちんと定められているのが特徴です。採用条件を確認しアピールしましょう。
M&A難関企業への転職ならインテリゴリラ
インテリゴリラが内定者に直接インタビューした情報によると、転職活動をしようと考えている方や、既に始めている方の多くが持っている悩みは3点あります。
転職活動は新卒の就職活動よりも難易度が高いです。その理由は、年齢・現職の業界や業務内容・志望業界などが無数に存在し、「とりあえずココに行けばOK」のような正解がありません。企業選びをする上で、転職軸を決め、内定を獲ることができるかを検討したいです。
志望企業が決まっている方は、転職の選考対策方法に困っているのではないでしょうか。中途採用の選考基準は細かく書かれていたり、日々更新されているわけではありません。どういった人を募集をしているのか、自分が内定を獲ることができそうかは転職に成功した人の実体験をヒアリングする必要があります。
選考対策をして、転職をすると覚悟を決めた方は、最後はどのように内定を獲ることができるか知りたいでしょう。内定者の面接内容を確認したり、内定実績がある人に協力してもらいながら、書類選考・面接を進めていきましょう。
上記の3つの悩みを解決してくれるのが、インテリゴリラの選考体験記です。
インテリゴリラの選考体験記は、内定者の学歴、社歴、職務経歴書、志望動機や転職軸、自己PR、選考対策方法、1次面接・2次面接・3次面接・最終面接での回答内容、内定理由、応募者へのアドバイスを全て余すところなく書いています。
ABNアドバイザーズへ転職する際の選考フロー
ABNアドバイザーズへ転職する際の選考フローは次の通りです。
- 書類選考
履歴書、職務経歴書による書面選考
- 一次面談
人事採用担当による面接
- 役職者面談
実務担当役職者による面接
- 役員面談
役員による面接
- 内定後、各種労働条件をオファー
ABNアドバイザーズの選考フローは、書類選考と3回の面接で合否が決まります。一般的な流れですが、それぞれの面接では企業が求める人物像であるかの確認が行われます。応募者の経歴や保有スキルだけでなく、会社の理念や業務に対する考え方への共感できることや、高い倫理観と強い向上心を持つことも重視しています。
そのため、時間をかけて選考を進める場合がありますが、人によっては選考ステップが異なることもあるようです。面接回数が前後することもあるので、きちんと自分の強みをアピールしておきましょう。
前職での経歴を企業でどう活かしていくのか、将来の展望などについても明確に話せるよう準備を進めることが重要です。内定後の労働条件に関しても、良い転職となるよう前職と競合他社と比較し、検討しておきましょう。
ABNアドバイザーズの求める人材とは?
ABNアドバイザーズが求める人材について、過去のインタビュー記事で取締役の野口氏は次のように語っています。
スキル面としては、ある程度財務や金融リテラシーの基礎が身に付いている方にご入社いただきたいと考えております。
一方で、特に若手の方であれば金融に関する専門性を有したプロフェッショナルであるケースは少ないと思いますので、専門的な金融知識をキャッチアップしていきたいという熱意を持った方がフィットすると思います。
https://www.kotora.jp/c/interview/abn/
スキル面では、M&Aに関する幅広い業務に携わるため、財務や金融に関する基礎知識は必須条件とされています。ただし、若い人については経験年数も限られますから、経験だけでなくこれから学ぶ姿勢も重視しているようです。
そのため、将来の展望や転職後になりたい人物像などを明確にしておくと良いでしょう。
人物面ですと、謙虚さ・素直さを持った人物であるかという点を重視しております。面接の際にもこの点は深く聞くようにしております。
研修や上司・先輩からの指導を受けて自分の行動を改めていく、当たり前のことかもしれませんが、こういったことができる方は私がこれまで見て来た中でも、成長する伸びしろが大きいと思っています。
根底に謙虚さ・素直さを有している方であれば、弊社で活躍する可能性が十分にあると思っていますので、我々が提供する研修や、現場での実務を通じて一人前になっていただきたいです。
https://www.kotora.jp/c/interview/abn/
謙虚であること・素直であることは、どこの企業でも社会人として必要とされるスキルです。
ただ、ABNアドバイザーズのようなM&A事業では特に、企業の経営層と接する機会も多くなります。そのため、自分よりも年上の人、社会的地位の高い人にビジネスパートナーとして認めてもらうためには、謙虚さや素直さは人一倍必要になると言えます。
目上の人から指導を受けた場合は、アドバイスを謙虚に受け止め、仕事に活かしていくことが需要です。
ABNアドバイザーズの中途採用では、応募条件の他に求める人物像として「理念や業務に共感し、高い倫理観と強い向上心を持つ方」を挙げています。
応募資格の条件を満たしていることはもちろん、上記で記載したABNアドバイザーズの社長である野口氏が求める人材の内容をきちんと確認し、企業が求めている人材としての特徴を持っていることをアピールしましょう。
ABNアドバイザーズの会社情報
ABNアドバイザーズの会社情報は以下の通りです。
社名 | ABNアドバイザーズ株式会社 |
設立 | 2017年5月24日 |
役員 | 代表取締役社長 川畠 慎也 取締役 野口 洋平 取締役 伊東 武 取締役 高橋 秀 監査役 西村 義弘 |
所在地 | 〒102-0084 東京都千代田区二番町4番地3 二番町カシュービル3F |
資本金 | 2億円 |
事業内容 | M&A総合アドバイザリー業務M&A仲介事業事業成長戦略、事業承継戦略、事業再建戦略等の立案・助言および実行サポートM&A戦略立案、検討、実行に係るアドバイザリーPMI戦略のサポートその他経営全般に係る助言・サポート |
従業員 | 26名 |
近年、事業継承ビジネスへの関心が高まっていることを受けて、銀行業界でもマーケットへの参入が加速しています。
ABNアドバイザーズの親会社であるあおぞら銀行も例外ではなく、事業継承ビジネスへの参画や、地方経済活性化を目的として、同社を設立したという経緯があります。
銀行の取引先以外の顧客も獲得していくため、子会社化して新たなインセンティブ制度なども整えたうえで外部から優秀なスペシャリストを採用し、マーケットでのシェア獲得を目指している企業です。
設立は2017年と比較的新しい企業ですが、あおぞら銀行の100%子会社という経営基盤と、銀行が長年培ってきたファイナスリテラシーで質の高いサービスを提供し、事業は拡大傾向にあります。
ABNアドバイザーズの事業は、クライアントからの経営戦略の相談からM&A戦略立案、買収監査、成約に至るまでクライアントに寄り添ったサポートを一連の流れで展開しています。
従業員数が少ないながら、一貫したM&A業務を行っているので、個々の能力が高い企業です。
ABNアドバイザーズへ転職する際は、M&A業務における総合的な経験、高い能力が重要です。
ABNアドバイザーズの強み
近年、少子高齢化による事業継承問題などを背景にM&Aが注目されており、それに伴ってM&A仲介会社も増えています。
競争が激しくなる中、ABNアドバイザーズは次のような強みを活かしたサービスで競合他社との差別化を図り、事業を拡大していることが分かりました。
ここでは、ABNアドバイザーズの強みについて大きく3つに分けて解説します。
- あおぞら銀行グループで信頼性が高い
- 着手金が原則無料で成功報酬型
- 営業担当が20名と少数精鋭
あおぞら銀行グループで信頼性が高い
ABNアドバイザーズは、あおぞら銀行の100%子会社です。
役員のうち、代表取締役社長の川畠慎也氏と取締役の野口洋平氏も、同銀行の出身です。
銀行の子会社であるM&A仲介会社は珍しいため、譲渡を検討する企業オーナーにとっては大きな安心材料となります。
あおぞら銀行の子会社であるため、基盤となる企業のシステムがきちんと構築され、安心度も高いことから、社員としてもきちんとしたサポートが得られる企業です。
銀行が長年培ってきたファイナンスリテラシーやリスクを判断する力を活かし、確かなサービスを提供しています。
着手金が原則無料で成功報酬型
ABNアドバイザーズでは、着手金が原則無料の成功報酬型となっています。
成功報酬は取引額に応じたレーマン方式(※)を採用しており、報酬率は以下の通りです。
(※)レーマン方式とは
M&A仲介会社や弁護士など、成果の大きさに応じて報酬が決まる計算方法です。
取引額が大きくなるほど、報酬率は低くなるよう設定されています。
取引額 | 報酬率 |
最初の5億円まで | 5% |
5億円超~10億円の部分 | 4% |
10億円超~50億円の部分 | 3% |
50億円超~100億円の部分 | 2% |
100億円を超える部分 | 1% |
※最低報酬額2,000万円
※取引金額には、オーナーが対価として受け取る役員退職慰労金や配当金も含む
※中間報酬として、基本合意時に想定成功報酬額の10%が発生
成功報酬型を取っているので、クライアントがM&A仲介を頼むまでのハードルが下がり、より多くの企業から依頼を受けることができます。その分、きちんと結果を出す必要があるので、高いスキル・能力が必要です。
営業担当が20名と少数精鋭
ABNアドバイザーズの営業担当は、20名程度と少数精鋭で構成されています。
政府系金融機関やみずほ銀行など、金融機関で法人営業を経験した人材が多く在籍しており、専門知識を武器に活躍しているようです。
こうしたことを背景に、最近は顧客からM&Aに関する多数の相談が寄せられているものの、営業に行く人材が足りない状況が続いています。
そのため2022年度は15~20名の採用を計画するなど、事業拡大が加速していることが伺えます。
採用枠が増えているものの、金融に特化した専門性の高いコンサルティングが求められるので、それなりの実績・経歴が求められる企業です。
ABNアドバイザーズの平均年収
ABNアドバイザーズの年収は、公式サイトでの記載がないため、転職サイトなどの口コミによると、平均年収は約〜1,500万円+賞与といわれています。
M&Aアドバイザーの平均年収は、900〜1,300万円と言われているので、ABNアドバイザーズの年収は比較的高い給与水準です。
転職の際、初任給は前職などの経歴・スキルなどによって決定されるので、自分の実績・能力をアピールできるようにしておきましょう。
ABNアドバイザーズの評判
ABNアドバイザーズは、法令主義的な傾向がありますが、すく履行性は充実しているとの意見があります。
そのほか具体的な内容の口コミを紹介しますので、転職する際の参考にしてください。
ABNアドバイザーズはあおぞら銀行の子会社であることから、親会社の意見は絶対であり機嫌取りのような数字ばかりを押し付けられる。また色々な面で銀行と同じ基準の厳しい契約が課せられる。
会社の業績が悪いと出張時に支給されていた食費が出なくなったり、勤務時間が長くなったり、みなし残業制度が導入された。
社員同士の仲も悪く、ギスギスした雰囲気が流れている。
女性の営業はいませんが、女性社員で残業をしている人はほぼいなく、フレックス制度が導入されてきている。
あおぞら銀行の子会社ということもあり、人間ドック休暇やシーズン休暇、スポット休暇など、休暇制度はきちんと整っている。
ABNアドバイザーズは、あおぞら銀行の子会社であることから、企業規律が厳しく設けられているという意見が多くありました。ですが、その分福利厚生などもきちんと整備されているので、休暇などしっかり取れる企業です。
転職の際は、自分に合った企業文化・組織であるか口コミなどを参考にきちんと確認をしましょう。
ABNアドバイザーズの社長川畠慎也氏のプロフィール
ここでは、ABNアドバイザーズの社長である川畠慎也氏のプロフィールを紹介します。
川畠氏は愛知県出身で、同志社大学法学部を卒業後1993年にあおぞら銀行(当時の日本債権信用銀行)に入行しました。
支店勤務やシステム企画、新規事業企画等を経て、投資銀行業務に長年従事していました。
ここでは事業会社との新規合弁事業企画や、事業再生分野における投融資業務、中小企業の再生サポート業務等、幅広い分野の実務経験を背景に、中小企業の事業継承問題に取り組んでいます。
地方銀行への出向経験もあり地域金融機関の事情にも詳しいことは、現在のビジネスにも通じるところがあります。
法人営業統括部ビジネスイノベーションオフィス(BIO)シニアマネジャーを経て、2017年5月にABNアドバイザーズの代表取締役に就任しました。
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ABNアドバイザーズへ転職しM&Aコンサルタントとして活躍しよう
ABNアドバイザーズは、M&A仲介会社では珍しく銀行が親会社となっている企業です。
銀行業務で長年蓄積されたファイナンスリテラシーを基盤として、確かなサービスで着実に事業を拡大しています。
M&A仲介業界への転職をお考えの方は、ABNアドバイザーズも候補として検討してみてはいかがでしょうか。
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