東急不動産の中途採用の転職難易度は？面接質問例や年収を紹介！

東急不動産への転職難易度は高い！中途採用枠は増加傾向

東急不動産の転職難易度は高いです。

なぜなら東急不動産の年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があるからです。

しかし近年では中途採用枠が大幅に増加しており、チャンスは広がっています。

以前は年間10名前後だった中途採用枠が、直近では数倍にまで中途採用枠が増加しています。さらに今後も採用枠の増加が予想されています。

また未経験者向けの募集人数も増加しており、東急不動産の中途採用に応募するなら、今がまさにチャンスといえるでしょう。

東急不動産への転職をおすすめする理由：成長機会が多い

東急不動産への転職をおすすめする大きな理由の一つが、成長機会が多いことです。

東急不動産では、業界未経験でも不動産業界に携われる機会が多く、大規模プロジェクトへの参画などキャリアを大きく伸ばせる環境が整っているため様々な事業への知見を深められます。

東急不動産をはじめとする東急グループでは総合デベロッパーとして、都市開発、ホテル、マンション、商業施設、再生エネルギーなど様々な分野に携わっているため不動産業界の中でも幅広い分野で高い専門性が得られるでしょう。

例えば、以下のような大規模案件に携わっています。

この中でも「渋谷再開発プロジェクト」は、多くの若者が集まるファッションの流行拠点「原宿」、世界的に有名なハイブランドが店を構え大人の雰囲気の「青山」、おしゃれなレストランや世界的に有名な建築家が設計した有名な建造物が集まる「表参道」、大使館などが建ち並ぶ「代官山」などといったそれぞれ魅力的なエリアでの歴史に残るような大規模再開発に携われるのはやりがいを感じられるでしょう。

また東急グループでは「渋谷ヒカリエ」「Forestgate Daikanyama」の運営も行なっており、2027年度開業予定の大規模オフィス、商業施設が入居する予定の「渋谷スクランブルスクエア中央棟・西棟」事業にも東急グループが携わっているため歴史に残るような大きなプロジェクトに携われるのが魅力的です。

東急不動産の中途採用の選考情報

東急不動産の中途採用では現在、総合職のみ募集しています。業務職の募集は行われていないため、注意が必要です。

総合職の中途採用の募集人数は年々、増加しているため東急不動産への転職は今がチャンスです。

総合職の応募要項

給与	当社規定による
諸手当	時間外勤務手当、通勤費全額支給他
昇給考課	年1回（4月）
賞与	年4回
勤務地	【本社】東京 【支店・事業所】札幌、大阪、横浜 【海外】アメリカ、インドネシア、シンガポール、中国
勤務時間	9:30～18:00 ※フレックスタイム制（コアタイム11:00～16:00）あり
休日・休暇	年間休日124日(2023年度実績) 完全週休2日制、祝日、年末年始、会社記念日（5/1、12/17）、年次有給休暇12～20日、フレッシュアップ休暇（10年毎）、資格試験取得休暇、慶弔休暇他
保険	雇用、労災、健康、厚生年金保険完備
福利厚生	共済組合、社員持株会、財形貯蓄、住宅費補助制度、育児・介護休業制度、会員制リゾート施設利用（ハーヴェストクラブ、タングラムなど）、グループ保険、退職一時金・確定拠出年金 他
研修	個人の特性を最大限活かし、挑戦を続け生産性の高い組織とするため、自立した個となりうる人材への成長支援として、さまざまな研修を実施しています。 新入社員研修、階層別研修、中堅社員研修、管理職研修、不動産実務講座（法律他）、ビジネススキル研修（アカウンティング・ファイナンス・戦略＆マーケティング、ビジネス英語）、各種社外研修派遣他

東急不動産の総合職の中途採用実績は2021年度では3名でしたが、近年では数十名規模まで増加しているため、東急不動産への転職を検討されているなら、今がチャンスといえるでしょう。

年齢は20代〜30代半ばで商社、コンサル、SIer、プラント、メーカー等の大型プロジェクトマネジメント経験があればさらに有利になり、採用の可能性が高まるでしょう。

学歴はMARCH以上が最低限求められる必要が高いので注意が必要です。

東急不動産はデベロッパーの中で唯一、総合職での入社が可能です。そのためデベロッパー未経験から開発職等に挑戦したい方には東急不動産への転職が一択です。

東急不動産の選考フロー

東急不動産の中途採用は公式サイト経由で応募し、適性検査では玉手箱が実施されます。玉手箱は企業が面接ではわからない応募者の能力を把握し、東急不動産の社風にふさわしい人物か？活躍できる人物か？をみているため、面接と同様に対策を行いましょう。

面接は複数回実施されますが、2回程度であることが多いようです。

面接を通過すれば採用条件の提示が行われ、承諾後、本採用となります。

書類選考の通過率は10～20%程度と非常に低い

東急不動産の書類選考の通過率は10～20％程度と非常に低いといわれています。

書類選考の段階で多くの応募者が振り落とされるため、東急不動産が求めているプロジェクトマネジメント能力について、具体的かつ説得力のある形で訴求する職務経歴書を用意することが重要です。

エントリーシートや職務経歴書の内容が薄ければ、採用担当者に「東急不動産に入社したい熱意が足りない」「何をアピールしているのかわからない」とみなされ、不採用につながります。

またエントリーシートや職務経歴書は面接の度に目を通されるので、書類選考通過後の面接の質問内容にも大きく関わってきます。

東急不動産への転職を成功させるにはあなたの魅力を東急不動産にアピールするためのエントリーシートや職務経歴書の作成が重要です。

インテリゴリラは不動産業界への転職に強く、有名企業の選考内容を網羅しています。業界経験のあるNo1エージェントのアドバイスを元に、内定につながるエントリーシート、職務経歴書を作成が可能です。

インテリゴリラに会員登録し、書類選考段階でライバルに差をつけて東急不動産への転職を成功させましょう。

面接の質問例

東急不動産の1次面接では自己紹介や、前職での経験、東急不動産に入社したらやりたいことなど一般的な内容について質問されることが多いです。

東急不動産の事業内容を具体例をもとに理解しておくことが必須です。多くある東急不動産の事業領域の中でどのようなキャリアを歩んでいきたいか？どのように貢献できるのか？をしっかり考えておく必要があります。

東急不動産への転職に向いている人

東急不動産への転職が向いている人の特徴は、「大型プロジェクト案件に携わりたい人」「安定した高収入を得たい人」「チャレンズ精神がある人」です。

また東急不動産では多くの利害関係者（行政、ゼネコン、設計会社、グループ会社等）との調整能力や、スムーズな意思疎通が求められ、プロジェクト完遂まで様々な関係者との交渉力やを高いコミュニケーション能力、プロジェクトを前に進められる能力も問われます。

大型プロジェクト案件に携わりたい人

東急不動産では、マンションなどの不動産業だけではなく都市開発や大規模不動産開発など、社会的影響力の大きなプロジェクトが多数進行しています。

こういった社会的に大きなプロジェクトは中小企業では携わることが難しく、東急不動産のような不動産業界の大手企業でしか経験できないことが多いです。

大きな仕事にやりがいを感じ、社会に貢献したいと考える方に向いています。

安定した高収入を得たい人

東急不動産は業界内でも高水準の年収です。

東急不動産は実力主義で年収が上がるシステムではなく、年次を重ねるごとに年収が上がっていきます。長く働いて専門知識を高めたい方にとってはおすすめの環境といえるでしょう。

安定した経営基盤と高い収益性により、長期的なキャリア形成と高収入の両立が可能です。

チャレンジ精神がある人

東急不動産のような不動産業界は常に変化しており、新しい価値を創造し続けることが求められます。

例えばマンションの管理・運営事業のみではなく、都市開発、リゾート物件の販売や仲介、再生可能エネルギー、海外事業ではマレーシアでの大規模分譲マンションの開発プロジェクトなど様々な分野でのチャレンジが求められます。

そのため、既存の枠にとらわれず、新しいことに挑戦する意欲のある人材が求められています。

東急不動産へ入社後のキャリアパス

東急不動産では、総合職として入社後、OJTを中心とした育成が行われ、各種研修プログラムも充実しており、専門知識やスキルを効率的に習得することができます。

入社後には導入研修が行われ配属先で事業内容や各種システムの利用方法などを学びます。

プロジェクトを担当しながら、等級ごとの研修を受講し、最終的には事業を統括するマネージャーを目指します。

また数年に1度、ジョブローテーションが実施されます。人事担当との定期的な面談、FA制度、キャリア・異動の希望を出すことも可能です。事業全体を統括するマネージャーとして成長するために、様々な事業を経験し専門性を高められる環境があります。

社員の1日の流れ

東急不動産では、ワークライフバランスにも配慮した働き方が可能です。一般的な社員の1日の流れは以下のようになります。

東急不動産の一般社員はプロジェクトの進行状況により、18時には業務を終え退社可能です。

残業時間は月平均20時間程度と比較的少なく、プライベートの時間も確保しやすい環境となっています。

東急不動産は高年収！平均年収1,113万円

東急不動産の2024年3月期の第11期有価証券報告書によると平均年収は1,113万円と、不動産業界の中でもトップクラスの水準です。

例えば在籍3年未満の中途採用者の場合で年収1,280万円が支給される場合もあります。

平均勤続年数は14.3年と長く年次を重ねるごとに安定した昇給していくのが魅力といえるでしょう。

給与は各グレードにより明確化され、360度評価で昇格するかどうかが決定されます。

職種別の平均年収比較

東急不動産の職種別の平均年収を比較しました。

職種	平均年収
営業系	746万円
企画・事務・管理系	761万円
ITエンジニア	1,500万円
運輸・物流・設備系	550万円
専門職系	1,177万円

東急不動産ではITエンジニアの平均年収が1,500万円で非常に高いですが、不動産開発などが含まれる専門職も平均年収1,177万円で年収1,000万円を超えています。

しかしこちらの平均年収は個人の実力や業績によって変動するため、注意が必要です。

競合他社との平均年収比較

社名	平均年収
東急不動産	1,113万円
三菱地所	1,273万円
三井不動産	1,289万円
住友不動産	730万円
野村不動産	1,090万円
森ビル	955万円

大手デベロッパーと東急不動産の2023年度有価証券報告書を参照とし、平均年収を比較しました。

東急不動産は大手デベロッパーの中で3番目に高い平均年収です。年収が1番高い三井不動産の比較したところ、年収は176万円の差でした。

東急不動産の福利厚生

東急不動産では社員の仕事と生活の両立を支援しているため、柔軟な働き方を可能とする制度を設けています。

例えば有効期間が過ぎた有給休暇を積み立て、社員の傷病や家族の介護や看護、出産やボランティア活動などのために休暇を取得できます。

子供が2歳になるまで育児休業の取得が可能で、社員、上司、人事担当と面談し、育児休業後に生活と仕事を両立できるサポート制度があるため、出産後も働きたい社員にとって魅力的な制度です。

東急不動産では働く環境をサポートする制度も設けています。

例えば事前の許可がない場合、20時になるとPCをシャットダウンされます。そのため勤務時間内で仕事を終わらそうと時間を有効活用する方法を考えたり、勤務時間後は自己研鑽に取り組んだり、プライベートの充実のための時間として活用できます。

「働きがい・働きやすさNo.1デベロッパー」を目指す

東急不動産では「働きがい・働きやすさNo.1デベロッパー」を目指してます。

社員一人ひとりが能力を発揮し、高い視座と広い視野を持ち新たな環境へ挑戦できるような制度を整えています。

東急不動産では2017年から毎年、健康経営優良法人に認定されており、社員同士のコミュニケーションの場を多く設け、相談などをしやすい環境を提供し働きやすさの向上に努めています。

またフリーアドレスのオフィスやテレワーク、フレックスタイム制度、メンター制度の実施によりストレスの緩和や、先輩後輩問わず意見を言いやすい環境を作っているため、2023年度の同社の調査では非高ストレス者の割合が94.7％とストレスを抱える社員が非常に少ないといえるでしょう。

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東急不動産の会社概要

商号	東急不動産株式会社 （英語名 TOKYU LAND CORPORATION）
設立	1953年（昭和28年）12月17日
所在地	東京都渋谷区道玄坂1-21-1　渋谷ソラスタ
資本金	57,551,699,228円
従業員数	1,239名（2024年4月1日現在）
許認可等	宅地建物取引業 建設業 不動産鑑定業 一級建築士事務所 不動産特定共同事業 警備業

東急不動産は1918年、渋沢栄一らが中心として田園都市株式会社を設立し、その後1953年に東急不動産株式が設立しました。

その後、1988年には長野県で第一号の東急ハーヴェストクラブがオープンし、2011年に二子玉川ライズ・ショッピングセンター、2023年にはForestgate Daikanyama（フォレストゲート代官山） の開業、2024年には東急プラザ原宿 「ハラカド」 開業といったかず多くの有名施設を手掛けています。

事業内容

東急不動産では首都圏の不動産開発に強みを持っている他に、近年のインターネットショッピングのニーズの高まりによる物流問題に応えるため関東全域へ即日発送可能な物流施設を建設したり、様々なコンセプトのホテルの建設、管理を行なったり不動産だけではなく幅広い分野の事業を展開しています。

そのため、「不動産業界だけではなく幅広い分野での知識を持ちたい」と考えている方にぴったりの職場といえるでしょう。

近年の業績

	2023年3月期	2024年3月期
ROE	7.3％	9.6％
ROA	4.1％	4.2％
EPS	67.21円	96.40円
営業利益	1,104億円	1,202億円
当期純利益	482億円	685億円
D/Eレシオ	2.2倍	2.1倍
EBITDA倍率	9.3倍	9.4倍

東急不動産の2023年度実績と2024年度実績を比較すると、ROEは7.3％から8.9％に上昇し、ROAは4.1％で安定しています。

EPS（一株当たり利益）は67.21円から90.10円に増加し、営業利益は1,104億円から1,200億円へと改善しました。またD/Eレシオは2.2倍から2.1倍へ改善し、EBITDA倍率も9.3倍から10.0倍に上昇しています。これらの指標から、収益性と財務の健全性がともに向上していることがわかります。

また2025年3月期までのROE（自己資本利益率）は9.6％、ROA（総資産利益率）は4.2％と予想しています。

EPS（一株当たり利益）は98.27円、営業利益は1,300億円、当期純利益は700億円と見込まれており、健全な財務指標が維持されています。インフレや事業環境の変化に対応し、不動産の売却や既存事業の成長を図る計画です。これにより安定した収益基盤を築く方針を示しています。

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東急不動産の中途採用は不動産業界未経験者の採用も行なっており、近年、募集人数も増加しているため今がチャンスです。

平均年収は1,000万円を超え年次を重ねていくと年収が上がっていき、業績が安定しているため年収増加も見込めます。

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