船井総研の激務でやばい・最悪といわれる理由5つを紹介。中小企業向けの経営コンサルティングで人気の船井総研の評判は最悪なのか年収は低いのかも解説。転職で必要なスキルも紹介するので船井総研への転職を考えているが激務度が気になる方におすすめの記事です。
- 船井総研の平均年収は?
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船井総研の平均年収は699万円です。
入社4年目で年収1,300万円の社員もいるため、スキルや実力次第では高年収を得られる可能性もあります。 - 船井総研の評判は?
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労働時間や激務度に関する評判・口コミとしては、「プライベートと仕事を思いきり分けて考える人は少ないように感じます。そのため土日も仕事に関わることを行っている人は多いです。ただ様々な制度のおかげで自由度は高いので、個人の自律度次第で、仕事・プライベートとどちらもバランスをとって調整しやすいです。」等というものがありました。
- 船井総研の求める人物像は?
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船井総研への転職に、コンサルティング経験は必須ではありません。
求める人材像としては、次の5つが挙げられています。
船井総研は激務なのか?
船井総合研究所(以下、船井総研)は、主に中小企業のコンサルティングを手掛ける独立系コンサルティングファームです。
日系コンサルティング企業の中では、野村総研、三菱総研などに続いて国内第7位の売上を誇る企業となっています(2022年現在)。
他のコンサルティングファームと同様に実力主義の側面があり、成果を出す必要があることから、同社での勤務は激務であると言えます。
社員の口コミサイトによると、船井総研の平均残業時間は61.1時間/月です。
コンサルティング業界の平均残業時間が43.4時間であることと比較しても、かなり長時間労働の傾向にあると言えます。
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船井総研が激務でやばいといわれる理由
船井総研は激務でやばいといわれている理由は5つあります。
- 裁量労働制
- マルチアサイン
- 実力主義
- 月次支援コンサルティング
- 上司次第
それぞれを具体的に紹介していきますので転職を検討する際の参考にしましょう。
理由1:裁量労働制だから
船井総研ではリーダー以上の社員に裁量労働制を採用しています。
船井総研を含む経営コンサルティングファームでは激務といわれています。その理由はコンサルティングファームは長時間労働が多いことが理由として挙げられる他に、裁量労働制を採用しているファームが多いからです。
裁量労働制とは1日のみなし労働時間を定めてその分の賃金が支払われるシステムです。例えばみなし労働時間が9時間である場合、1日9時間働ければ退社できるということはありません。9時間で終わらなければ残業せざるを得なくなり、超えた分の残業代は発生しません。
船井総研ではクライアントに価値を提供するため残業が多く激務となり、リーダー以上は残業代が出ないためモチベーションの低下もあるのです。
理由2:マルチアサインで複数案件に対応しなければならないから
船井総研では1人で同時に複数案件をこなすマルチアサインを採用としています。
マルチアサインを採用している企業は多くの業務を受注できますが、社員一人ひとりが時間内に業務を終えることができず毎日、納期に追われ激務となるのです。
船井総研を含む経営コンサルティングファームでは社員1人が同時に平均4,5社の案件を担当しており、1つのプロジェクトがクロージングしてもまた新たに1つのプロジェクトが入り・・・を繰り返してるため、ゆっくり休暇を取れる機会が減ります。
理由3:実力主義で成果を出さなければならないから
船井総研は日系コンサルティングファームのため外資系のような実力がない社員は退職するという「Up or Out」の文化ではありません。そのため常に成長し続けることが求められます。
船井総研の平均勤続年数は9.2年(2022年12月期有価証券報告書参照)であり、外資系コンサルティングファームの中には平均勤続年数が5年にも満たない企業もあるため、勤続年数は長い方です。しかし船井総研で高い評価を得るためには、クライアントに貢献できるようなスキルや知識が求められます。
契約の獲得数などの営業成績がボーナスや給与の査定で用いられるため、高い評価を得て高年収を得るためには多くの契約を獲得しなければならず激務になるのです。
理由4:月次支援コンサルティングで出張が多いから
船井総研では月次支援コンサルティングという月に1回、クライアント企業へ入り込みを行うサービスを提供しています。
船井総研の月次支援はコンサルティング全体の70%を占めるため、毎月、全国各地への出張が必要となるのです。
1人で平均10社近く担当するため全国各地を転々とする肉体的な負担や、その度に資料作成や分析・提案を行わなければならないため常に休まることがなく働き続けなけばならないこともあります。
理由5:土日に出張や打ち合わせを入れる上司が多いから
船井総研はコンサルティング経験が浅いうちは上司の指示でマンツーマンで業務をこなしていきます。しかし上司によっては土日や祝日でも平気でアポイントや出張を入れたりする人も中にはいるため、激務になりやすいです。
PCが貸与されるため24時間365日働くことができ、頑張る人は上司からも高い評価を得やすいです。しかし仕事とプライベートの区別がつかなくなったり、仕事ばかりをし心身ともに壊れてしまいます。
船井総研の企業概要
1970年に設立された船井総研は、社員数800名強を誇る日本最大級の経営コンサルティングファームです。
2005年に東証一部(現在のプライム市場)に上場し、直近10年ほどはコロナ禍の影響を受けた2020年を除いて、右肩上がりで増収増益を続けています。
船井総研には業種・業態別に約140のチームが存在し、それぞれが専門知識を活かして質の高いコンサルティングを提供しています。
また、データ分析や机上の空論に留まらない「現場重視」の調査・分析も、同社の特徴です。
競争戦略の策定から実行支援まで、クライアントの発展のために次のようなコンサルティングサービスを提供しています。
また、船井総合研究所の経営コンサルティングには、月次支援コンサルティング(ソリューションコンサルティング)とプロジェクト型支援コンサルティング(オーダーメイドコンサルティング)があります。
前者は、経営者が考えるミッション・経営戦略の達成や確実な成果に結びつけるための、現場主義を主軸とした顧問契約型の実行支援の経営コンサルティングサービスです。
これに対し後者は、経営戦略から戦術まで業界とテーマに合わせて、最適でオーダーメイドなオリジナル設計をすることで、その企業独自の課題を解決していくコンサルティングサービスとなっています。
船井総研の職種
船井総研では、同じコンサルタントでも「コンサルタントの営業をする職種」と「コンサルタント」に分業されています。
M&A、金融・財務、人材開発など業界・業種に特化した17の部署があり、延べ140以上のチームが専門コンサルタント集団として活躍しています。
コンサルタントの激務度
コンサルタントの職種では、下記の特徴から非常に激務であると言えます。
クライアントの要求などに対応するため、土日祝日を問わず社内でのコミュニケーションを求められます。
また、ボーナスについては個人が稼いだ粗利から決定されるとのことでした。
評判・口コミでも「コンサルティング会社である一方で営業会社」とも言われています。
これらの特徴と残業時間から考えても同社のコンサルタント職は非常に激務であると言えます。
船井総研は激務だが年収は低め
船井総研の平均年収は699万円(2022年12月期有価証券報告書 参照)です。
同じく経営コンサルティングファームである三菱総合研究所の平均年収は1,025万円であるため、船井総研の年収は高年収とはいえないでしょう。
しかし船井総研では入社4年目で年収1,300万円の社員もいるため、スキルや実力次第では高年収を得られる可能性もあります。
船井総研の労働時間や激務度の口コミや評判は最悪?
はじめに、労働時間や激務度に関する評判・口コミを見てみましょう。
プライベートと仕事を思いきり分けて考える人は少ないように感じます。
そのため土日も仕事に関わることを行っている人は多いです。
ただ様々な制度のおかげで自由度は高いので、個人の自律度次第で、仕事・プライベートとどちらもバランスをとって調整しやすいです。
時差出勤という制度があるので、夜に予定がある場合は早めに出勤して早めに退勤することができます。
予定は自分自身で管理していくので有給についても上司と相談の上、自分自身の希望通りに取得することができますが、有給取得日であっても連絡がくることはあります。
また、どこまでいっても部署とクライアントによる部分も多いというのが現状です。
プライベートとのバランスは調整しにくいです。
理由は日昼夜関係なく連絡やチャットでのやりとりがあるからです。
気になって気になって、とてもじゃないですけど仕事を忘れてプライベートなんて考えられません。
最近ではChatWorkを導入し、コミュニケーションツールとして使っていますが、逆に生産性を落としているという側面もあります。
社内のみで使うならまだ良いと思いますが、特にクライアントとのやり取りに使う中で、合意を取る取らないのフェーズにおいては止めたほうが良いという評判です。
プライベートはあまり重視しない人が多いと思いますし、コンサルタントとして働くことの大変さは入社説明会からしっかりと聞いていたのであまり不満を持ったこともありません。
しかし、その中でも近年は働き方改革の影響もありワークライフバランスが重視されているので、それほど働きにくい環境でもなくなってきています。
激務の対価である高給には満足している?
次に年収の満足度についての評判・口コミを紹介します。
冬のボーナスでインセンティブが付きます。
それ以外は月額は固定給での支払いです。
ボーナスの変動が大きく、数十万〜高い人で一千万超えです。
実力主義なので若手でも稼いでいる人がたくさんいる一方、中堅以降で稼げない人も大勢います。
概ね、稼いだ粗利額の20%強が年収になります。
「2,000万円粗利を稼いだら、年収400万円」、「3,000万円稼いだら年収600万円」といった具合になります。
しかし、業務時間、責務の割には安いと思います。
基本給は役職によって変わります。
一つでも役職が上がると一気に上がりますが、上がらない人はいつまでも新卒と大差ない基本給で働いています。
賞与は、夏に2ヶ月分、冬は、チームリーダーまでは成績を考慮して支払われます。
しっかり成績を残せれば、一気に上がります。
一般、アシスタント、マーケティング、チームリーダーと役職が上がって行きますが、マーケまでいけばかなり安定します。
残業はみなしなので、殆ど付かないです。
人間関係や社員の雰囲気についての評判
人間関係や社員の雰囲気についての評判・口コミには、以下のようなものがありました。
クライアントからの契約料によって社内で格付けされている風潮があり、ことあるごとに「今月の粗利、どれだけ稼いだ?」という会話がメインでした。
コンサルティング会社ではありますが、営業会社でもあるという印象です。
問題解決ができる人というよりは、どれだけ契約できているかで評価されていたように思います。
クライアントの業界によってチームが分かれていますが、チームとして動くというよりは個人の集まりで、各コンサルタントがそれぞれのクライアント先でコンサルティングを実施する毎日です。
その為、チームプレーはあまり感じられませんでした。
多忙なコンサルタントになると月20社以上と契約しているので、ほぼ毎日出張でほとんど会社にはいません。
長時間残業や休日出勤は当たり前で、22時ぐらいに帰ろうとすると「ヒマなん?」と言われたり、 土日に休んでいると「土曜だけでも出社したほうがいいよ」と言われていました。
創業者の頃から大切にしている「自由」をベースに、2012年頃から「自由・自律・連帯」をキーワードとしています。
よく言えば自由、悪く言えば放任主義で、個人数字に対するプレッシャーはかなり大きいです。
上司が優秀かつ担当業界向けのコンサルティング部隊の業績が伸びていることが出世の条件です。
かつてはプロフェッショナル集団が自由に働いていたが、現在は採用を強化しているため、コンサルティング未経験者や20代社員の比率も高まってきており、社内のモラルもかつてと比較すると低下してきています。
激務の中で得られる仕事のやりがいや成長環境について
仕事のやりがいや成長環境については、次のような評判・口コミがありました。
仕事のやりがい:
中小企業の業績を上げ、中小企業の経営者とともに喜びを共有できる仕事は素晴らしいです。
ただ、やっていることはコンサルではなく、パッケージの販売と定着です。
自分自身の働き方をコンサルタントと思ったことはありません。
成長環境:
私もそうですがおそらく転職や独立を前提として就職する方が多いのではないでしょうか。
この会社に入社する方は成長・キャリア開発について主体的に考えているはずなので会社のインフラにそれほど頼ろうとは思っていないと思います。ただ環境はとてもよかったです。
仕事のやりがい:
世の中の経営者の方々を相手に仕事をする中で、命をかけて戦っている経営者のサポートをする、ということはとてもやりがい、働き甲斐のある環境です。
しかしその分、常に緊張感のある責任を負っている、ということも肝に銘じておく必要があります。
成長環境:
若手のうちは、間違いなく成長できます。
仕事力、社会人力、人間力、どれをとっても成長できる環境であることは間違いないです。
キャリア開発という観点では、基本は数字実績が8割以上なので、数字実績を上げて上まで上がっていくか、断念してしまうかのどちらかと言えるでしょう。
折れない心と数字の世界で生きていく覚悟があれば、上まで上がっていくこともできると思います。
仕事のやりがい:
若手の人間がコンサルタントとして成長するためには最適な環境があると思います。
基本的には前向きにやる気がある人の発言を否定する文化はないし、やりたいことは実現させようとする文化があります。
成長環境:
入社当時はパッケージ化されたソリューションがなかったことから2割の本当に優秀な人間しか残れなかった背景があります。
現在はソリューションのパッケージ化が進んでいることにより、若手でも成長する機会は明らかに増えていますが、ソリューションパッケージ化したことによる弊害としては、既に出来上がったソリューションに乗っかって成長してきたコンサルタントは、自ら種を探したり、ソリューションの確立をできないです。
その為、次のキャリアアップにつなげられる人とそうでない人の差が激しくなっているのも事実としてあります。
船井総研に転職するために必要なスキル
船井総研への転職に、コンサルティング経験は必須ではありません。
求める人材像としては、次の5つが挙げられています。
これらの要素が求められるのは、クライアントが経営者であるためだと考えられます。
船井総研には創業から現在まで長い歴史がありますが、一貫して現場を重視した経営支援を行ってきました。
そのため、高いコンサルティングスキルだけではなく、クライアントと円滑にコミュニケーションを取ることも求められているのです。
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