プルデンシャル生命保険への転職について、年収・賞与・職種・給与体系・福利厚生などを説明しています。フルコミッション型で、年収が非常に高いと言われる一方で非常に生き残ることが難しいと言われるプルデンシャル生命への転職をお考えの方にとって、必見の内容です。
- プルデンシャル生命保険の労働環境は?
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プルデンシャル生命保険の労働時間は、基本的には自由で削減の取り組みは自分で考えて好きなようにできます。
- プルデンシャル生命保険の年収は?
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プルデンシャル生命保険の年収は、400万円未満から億円単位まで幅があり、実績・貢献が評価されれば、年収アップが見込めます。
- プルデンシャル生命保険の福利厚生は?
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プルデンシャル生命保険の福利厚生は、出産祝いやベビーシッター代の補助など女性にとってありがたいものが多く、内容も充実しています。
プルデンシャル生命保険とは?
プルデンシャル生命保険は、1987年10月に設立された外資系の生命保険会社です。
生命保険を組成・販売する会社で、アメリカのプルデンシャル・ファイナンシャルが親会社であり、プルデンシャル生命保険は、「プルデンシャル・ジェネラル・サービス・ジャパン」「プルデンシャル信託」という子会社を展開しています。
プルデンシャル生命保険は、生命保険会社としてスタートし、現在では投資信託や年金、資産運用など様々な金融事業をおこなっています。
設立当時、日本の生命保険加入率が90%を超えていましたが、プルデンシャル生命保険は、独自の営業手法で契約高を伸ばしています。
そして、創業から4年後の1991年には、保有契約高1兆円を突破するという急成長を遂げました。
日本では東京都千代田区に本社があり、全国に営業拠点を開設しています。
プルデンシャル生命保険が始めた日本初のサービスには、余命6ヶ月未満との診断が出た保険加入者が、存命中に死亡保険金を受け取れる「リビング・ニーズ特約」や「骨髄ドナー給付サービス」などがあります。
また、社会貢献活動や環境に対する取り組みにも力を入れる企業としても知られ、被災地支援など各種ボランティアに多くの社員が積極的に参加しています。
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プルデンシャル生命保険の平均年収
日系の大手生命保険会社は、ある程度は成果主義のためばらつきは大きいですが、平均年収500〜700万円程度です。
一方で、職種によっては、外資系大手生命保険会社のプルデンシャル生命保険の年収は、400万円未満から億円単位まで大きな幅があるとの噂があります。
年に1回昇給制度が設けられているため、実績・貢献が評価されれば、賞与が増えて、それだけ年収アップが見込めます。
プルデンシャル生命保険の職種については、内勤と営業社員に分かれているので、それぞれ説明したいと思います。
内勤社員の平均年収
2020年3月時点での有価証券報告書では、月毎の報酬は記載されていますが年収の報告はありません。内勤社員は月収484,000円であることから、年収は約600万円であると言えます。
しかし、内勤社員の中にも、たくさんの職種があります。
プルデンシャル生命保険の内勤社員のスタッフ構成については、下表の通りです。
職種 | 仕事内容 |
カスタマーサービス部門 | 生命保険契約の引受・保険料の請求など |
営業企画部門 | 営業企画・営業人事・営業教育開発など |
ファイナンス部門 | 経理・資産運用など |
IT部門 | システム企画・営業システム開発など |
コーポレート部門 | 総合企画・リスク管理など |
保険数理部門(アクチュアリー) | 会社の健全性確保・保険金の支払い能力の確保など |
営業事務職(フィールドサービススタッフ) | 各営業拠点での保険事業業務・営業サポートなど |
営業社員の平均年収
2020年3月時点での有価証券報告書で示されている、営業社員の月収は約111万円です。2020年3月時点での有価証券報告書からわかる年収は約1,300万円です。
しかし、フルコミッション型の業務形態であるため、あくまで平均であり、稼げていない人も多数います。
プルデンシャル生命保険の営業職とは、ライフプランナーのことを指します。
ライフプランナーは、お客様とそのご家族の一生涯にわたるライフプランをお聞きして、ニーズにあった保障プランを設計・ご提案する役目を担っています。
プルデンシャル・ファイナンシャルで135年以上にわたって培ってきた、豊富なノウハウに基づく独自の実践的な教育システムを用いてライフプランナーをプロフェッショナルに育成しています。
「顧客のために」を第1に考え、お客様に適したオーダーメイド型の保険の提供をおこない、生涯にわたってサービス提供することが、ライフプランナーの使命です。
プルデンシャル生命保険では、年収の計算の仕方に特徴がありますので、下記で説明します。
入社して最初の2年間(24ヶ月)はTAPと呼ばれる研修期間になり、初期補償金(2年間で約300万円)が支給され、120万円と月収の上限も決められているそうです。
しかし、その後は基本給がなく、やればやっただけ給与に反映されるフルコミッションの報酬制度となっています。
自身の業績がダイレクトに給与反映されるため、モチベーションも上がる一方で、結果を出せなければ日系の大手生命保険会社よりも低いです。
出勤は週に2回で良く自由度は高いですが、その代わりにきちんと結果を出さなければなりません。
ボーナスについて
「プルデンシャル生命保険」のボーナス額(賞与)は年度によって変動します。
営業職のボーナスは他の営業職との相対評価で額が決まり、内勤社員も年4回の支給という回数のみで決まっています。
プルデンシャル生命保険の営業職(ライフプランナー)は、自分が売り上げた年間保険料の30%を1年目にもらえ、2年目以降はその8%をもらえる仕組みです。
この報酬システムは入社4年目まで続き、成績によって年4回ボーナス(賞与)が支給されます。
4年目以降では、営業職である「ライフプランナー」のボーナスは、前年の業績に応じて額が決まる「ボーナスレート」制度が設けられています。
ボーナスレート制度とは、全営業職の平均値(基本となる業績)に対してどの程度高いか低いかで「レート」が決まることです。翌年のボーナス(賞与)は、このレートで計算されたボーナス(賞与)が四半期毎にもらえる仕組みです。
プルデンシャル生命保険内勤社員の初任給
プルデンシャル生命保険の新卒社員の内勤の、職種毎の業務内容と、初任給は以下の通りです。
職種名 | 業務内容 | 新卒採用者の初任給 |
フィールドサービススタッフ(事務) | 保険契約管理業務、営業支援、サポートなど | 22万8,000円 |
アクチュアリー | 会社収支の分析、保険金資金算出など | 24万4,000円 |
ITスタッフ | 営業支援システム開発、セキュリティ施策策定など | 23万3,000円 |
本社スタッフ | 事務作業、営業企画など | 23万3,000円 |
このプルデンシャル生命保険・内勤の給与には、賞与や時間外手当、通勤手当などは含まれません。
プルデンシャル生命保険の営業職について
プルデンシャル生命保険の営業職の年収が高い理由
MDRTとは
1927年に発足したMDRTとは、「Million Dollar Round Table」の略で、生命保険業界で上位5%の売り上げを記録し、年収1,000万円以上の営業マンだけが入会可能な卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織です。
世界中の生命保険と金融サービス専門家65,000名以上が所属する独立したグローバルな組織として、500社、70カ国で会員が活躍しています。
世界中の生命保険・金融サービス専門職の毎年トップクラスのメンバーで構成され、そのメンバーは相互研鑽と社会貢献を活動の柱とし、ホール・パーソン(バランスのとれた人格を志向すること)を目指し、努力しています。
またMDRT会員は卓越した商品知識をもち、厳しい倫理基準を満たし、優れた顧客サービスを提供しています。
また、生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されています。
MDRTに所属する会員は年収1,000万円以上です。中には、年収数千万以上の営業職の人も含まれているでしょう。
MDRTには世界で72,000人以上の会員がおり、プルデンシャル生命保険を含む世界70の国と地域の保険会社が登録しています。
プルデンシャル生命保険はMDRT日本会会員数20年以上、連続でNo.1をキープしています。
プルデンシャル生命保険の営業マンになるための条件
プルデンシャル生命保険は、ヘッドハンティングや既存社員の紹介が採用活動の大半を占めるため、特に営業職の求人数は非常に少ないです。
そこで、プルデンシャル生命保険に転職する方法は、下記の4つが挙げられます。
- スカウトされる
- 企業ホームページから直接応募する
- 求人広告から応募する
- 転職エージェントを経由して応募する
上記4つの中でもっとも多いのは「スカウトされる」ことです。
営業の世界においてヘッドハンティング・スカウトが多い種類として、保険会社が挙げられます。ですが、実はスカウトという名の単なる採用活動なので、落ち着いて対応しましょう。
プルデンシャル生命保険の採用基準(条件)には以下の規定があり、スカウトを受けた場合、この基準をクリアしていることが前提です。
この基準は、他の生命保険会社より厳しくなっています。
ただ、プルデンシャル生命保険は人物重視で採用をしているため、例外で転職回数や年齢に関わらず採用する場合もあります。
プルデンシャル生命保険で人材採用を担当する営業所長には、採用ノルマがあります。このノルマは「年間2~3人の採用」とされ、ノルマ達成度によって自分の給与が決まります。
プルデンシャル生命保険の営業職の待遇
賞与
プルデンシャル生命保険のボーナス(賞与)は、年4回(3月・6月・9月・12月)あります。ボーナスレートがあり、個人の業績によって、大きく左右される仕組みとなっています。
自分が売り上げた年間保険料の30%を1年目にもらえ、2年目はその8%をもらえる仕組みです。ボーナス(賞与)は入社3年目から実力に応じて反映される(年収はボーナスのみ)ので、頑張れば頑張った分だけボーナス(賞与)も高くなります。
昇給については、グレードによって昇給があるかどうか変わってきますが、定期昇給はないです。
残業
プルデンシャル生命保険の営業職の労働時間は、基本的には自由です。
内勤はこの限りではありません。営業職は、週に2回の出勤をする以外は自由ですが、入社してから2年目までは休みが取れないと思ったほうが良いです。
その理由として挙げられるのは、初めの2年間はひたすら商談アポイントを、365日ずっと繰り返していかなければならない、という点です。
ちなみに、残業時間ですが、自由に働くことが可能なので、削減の取り組みは自分で考えて好きなようにやれます。
ある程度の高収入を得ている人の中でも、週2回働いて週休5日の人もいれば、さらに高年収を目指している人は皆、入社してから数年間は365日24時間頑張って働いています。
自由に働けるのが大きな魅力ですが、自分でコントロールできない、または自己管理ができない人は向いていないと言えます。
経費で落とせる出費はない
プルデンシャル生命保険・営業職(ライフプランナー)は、経費で落とせる出費はありません。
他の生命保険会社の営業職と同様、保険契約締結のためにかかる交通費やお茶代、食事代、接待費などの経費は全て自分持ちです。契約目的で遠方に行っても、かかる経費も全て自己負担です。生命保険会社の営業職は経費をどこまで抑えられるかが年収を左右する鍵です。
年収に対する経費の割合の例を挙げると、年収1,000万円のうち半分の500万円を自腹で払っている営業職の人も存在します。プルデンシャル生命保険・営業職(ライフプランナー)への就職を希望している方も、転職前にかかる経費と収入のバランスを考えておきましょう。
プルデンシャル生命保険の福利厚生
プルデンシャル生命保険は、外資系企業ですので、どんな福利厚生があるのかチェックしておきたいですよね。コーポレートサイトでは下記の福利厚生が紹介されています。
- 【ライフサポート倶楽部】
三井不動産グループであるリゾートソリューション株式会社の福利厚生サービスです。「ライフサポート倶楽部」へ加入しており、さまざまなサービスを利用できます。 - 【東急ハーヴェストクラブ】
利用権購入施設・7施設のほか、クラブ指定の全国25ヶ所、28施設を利用できます。
- ベビーシッター補助制度
- 育児休業者向けサービス「wiwiw」導入
- 育児休業有給化(最初の5日間)
- 小学校入学時にお子さまにランドセルを贈呈
- 出産祝金
- 結婚祝金
- 永年勤続表彰
- 結婚特別休暇
- 配偶者出産時の特別休暇
- バースデイ休暇 etc.
- 各種社会保険完備(厚生年金保険、健康保険、労災保険、雇用保険)
- 通勤手当(上限月3万円まで)
- プルデンシャル国際株式購入プラン(PSPP)
- 借上社宅制度(対象者のみ)
- 企業型確定拠出年金制度
- 傷病休暇
一般的な福利厚生だけではなく、バースデイ休暇や傷病休暇があるのが嬉しいポイントですね。
他にも、ドナー休暇という少し変わった福利厚生の制度も導入されています。女性向けの福利厚生では、出産祝いで100万円が支給される他、ランドセルが支給されることや、ベビーシッター代も上限はありますが補助してもらえるのは、女性にとってありがたいことです。
外資系企業であるにも関わらず、ここまで福利厚生が充実しているのは、働く従業員のことを大事に考えているということが、伺えます。
競合他社と年収比較
プルデンシャル生命保険と同じ生命保険業界にある、「ソニー生命」「ジブラルタ生命」「メットライフ生命」の3社との年収を以下で比較してみました。
社名 | 平均年収 |
プルデンシャル生命保険 | 約1,300万円 |
ソニー生命保険 | 約920万円 |
メットライフ生命保険 | 約770万円 |
ジブラルタ生命保険 | 約650万円 |
この中でプルデンシャル生命保険が1番となっています。
続いて2番目がソニー生命、そしてこの中でもっとも低いのがジブラルタ生命です。
プルデンシャル生命保険の平均年収が高いのは、やはりフルコミッション型の報酬になっていることが大きな理由です。
やればやっただけ収入になるため、それだけ平均年収も高くなっています。
ただ、平均年収は各企業の業務形態や事業内容、また在籍する営業マンの能力によって毎年変わってくるため、上記の平均年収比較は参考程度で見てください。
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