マーサージャパンの平均年収は？役職別年収や競合他社との比較年収を公開

マーサージャパンへの転職で気になる平均年収、給与制度、ボーナス、評判・口コミを紹介します。年収が高いと評判のコンサルティング業界で、人事コンサルティングのみならず戦略的アプローチを強化するグローバルファーム「マーサージャパン」
へ転職をお考えの方は必見です。

マーサージャパンの評価制度は？

マーサージャパンは、四半期ごとに上司とのレビューを通して達成度合い進捗の確認をし、パフォーマンスを出した社員が、評価される仕組みが整っています。

マーサージャパンの平均年収は？

マーサージャパンの平均年収は、約950万円で、年俸とボーナスで年収が確定し、残業代が支給される給与制度です。

マーサージャパンの強みは？

マーサージャパンは、戦略的アプローチからのコンサルティングを強化し、豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かした、グローバル案件に強みを持っています。

マーサージャパンの平均年収は約950万円

マーサージャパンの平均年収は、外資系企業であることから株式などの公開がないため、転職サイトの情報によると約950万円です。
同社の給与制度では年俸制を導入しており、年俸とボーナスで年収が確定します。
残業代の支給は非管理職までは残業代が支給される給与制度です。

国税庁の「令和2年分　民間給与実態統計調査」によれば日本国内の平均年収は433万円なので、マーサージャパンの平均年収は日本国内の平均年収よりも2倍以上であることがわかります。

マーサージャパンの年収が高い理由は、長期雇用を前提としている人事制度です。「Invest in Best People」という評価制度で、適切な評価がされる仕組みを築いています。

マーサージャパンの役職別平均年収

マーサージャパンの役職別平均年収は、下記の通りです。

役職	年収
スタッフ	500万円〜880万円
マネージャー	750万円〜1,200万円
シニアマネージャー	1,100万円〜1,700万円
プリンシパル	1,600万円〜3,100万円

マーサージャパンの役職はスタッフ、マネージャー、シニアマネージャー、プリンシパルの順番で上がっていきます。マネージャーあたりから平均年収1,000万円の達成がみえてきます。

マーサージャパンの給与制度は年俸制で、1年間の年俸とボーナスにより年収が決定します。評価制度は全社と各部門の目標、個人の目標から四半期ごとに行われる上司との達成度あいや進歩の確認をする仕組みです。また、残業代は非管理職までは支給されますが、管理職になるとみなし残業代による裁量労働制になります。

実力があればどんどん役職が上がっていくシステムなので、年収を上げるには役職を上げましょう。

マーサージャパンの年代別平均年収

マーサージャパンの年代別平均年収は、下記の通りです。
 

年代	年収
30代	800〜1,000万円
40代	900〜1,200万円
50代	1,500〜2,000万円
課長職	2,000〜2,300万円
部長職	〜3,000万円

年代別で見るとマーサージャパンの平均年収は、10年で約500〜1,000万円という単位で増えています。しかし、10年以上同じ会社でキャリアを積むことが難しいこともあり、雇用保証や福利厚生は、日本企業とは異なる体制を整えています。

またマーサージャパンは、実力主義の評価制度をとっていることから年功序列の傾向がなく、役職にや成果によって年収が決まるので、上記の表は参考程度に考えておくと良いでしょう。

マーサージャパンと競合他社との平均年収比較

人事系コンサルティングファームであるマーサージャパンの競合として視野に入ってくる企業としては、コーンフェリー・ジャパン、コーチエイ、リンクアンドモチベーション、リクルートマネジメントソリューションズです。
これら競合他社との平均年収を比較した表が、以下のようになります。

社名	平均年収
マーサージャパン	950万円
リクルートマネジメントソリューションズ	867万円
コーンフェリー・ジャパン	850万円
コーチエイ	700万円

競合内で平均年収を比較してみると、マーサージャパンは1番目に位置しています。
やはり外資系の同社は高い給与水準であると言えます。
その一方で、長期的に雇用し育てるという文化もありますのでUp or Outを採用する外資系戦略ファームとはまた違う働き方ができます。
また、日系の大手企業に比べれば、実力主義の側面が強く、個人のパフォーマンス次第の部分も大きいので、上記の給与を比較した表はあくまで参考値として捉えてください。

人事コンサルティングファームであるマーサージャパンは、戦略系コンサルティングファームと比較すると年収は低い水準ですが、人事コンサルティングの業界では、トップクラスの年収を誇っています。

コンサルティングファームの場合、クライアントに左右される業務展開が多いことから激務と言われることが多いですが、マーサージャパンの激務度は低いといえます。その働き方は、残業時間を月45時間以内におさまるように会社側が経営をしており、プロジェクトの合間では長期有休休暇の取得も可能でワークライフバランスもとりやすいです。しかしプロジェクトによっては終電帰りや休日に出勤しなければならないこともあります。
また所属組織にもよりますが、リモートワークやフレックスタイム制を導入しているため、効率的に働くことが可能です。

働く環境と年収を考慮して、自分のしたい働き方条件に見合っている企業かどうをか見極めて、転職活動に挑みましょう。

マーサージャパンの中途採用の採用大学は名門がそろっている

マーサージャパンの内定者には名門大学出身者が多いです。例えば東京大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、一橋大学などの国内大学の他に、ミシガン大学やカリフォルニア大学出身者もいます。

マーサージャパンでは名門大学出身者が多いため、採用に学歴を重視しているといえます。

実際に企業が求めている人物像、条件としては、大卒以上としか記載されていませんが、学歴の高さは採用に有利だと言えます。
採用条件として、人事関係のケーススタディに対し、具体的なアプローチ、妥当性のある返答ができるかなど実務を中心とした課題が、入社テストの際に求められます。
論理性や思考力など、地頭の良さが重要となり、会社にどう貢献していけるのかを具体的にアピールすることが重要です。

マーサージャパンの魅力的な評価制度

マーサージャパンでは毎年会社全体と各部門の目標、個人のデベロップメントを達成するための目標を設定し、四半期ごとに上司とのレビューを通して達成度合い進捗の確認をしています。
Invest in Best People の方針のもと、パフォーマンスを出した社員が、評価される仕組みが整っています。

下記では同社の評価制度についての社員の評判・口コミを紹介しています。

マーサージャパンの社風はアットホームな雰囲気

マーサージャパンの社風はアットホームな雰囲気です。コンサルティング業界といえば実力主義で体育会系のイメージの企業が多いです。しかしマーサージャパンでは会社として利益を上げることを最重要視していますが、ソフトな性格の社員が多く会社の雰囲気は良好といえます。

下記では同社の社風についての社員の評判・口コミを紹介しています。

マーサージャパンでは、人事制度が長期雇用を前提としているため在籍年数が長いベテラン社員も数多くいるようです。しかし若年層社員の中にはベテラン社員と意見や社風が合わず2～3年での退職も多く二極化しているという口コミも多くみられました。

マーサージャパンのボーナス・残業代・福利厚生などの待遇の口コミは？

マーサージャパンのボーナス・残業代、福利厚生についての口コミを紹介します。
リアルな口コミを見ることでマーサージャパンがどのような会社なのか？入社後はどのような雰囲気なのか理解が深まります。

ボーナス・残業代

下記はボーナス・残業代の評判口コミです。

福利厚生

マーサージャパンの福利厚生は下記の通りです。

外資系としては珍しく退職金制度も用意されています。
これらの福利厚生について在籍するマーサージャパンの評判・口コミは下記の通りです。
 

マーサージャパンの給与水準は、コンサルタントとしては低い水準と感じている人が多くいますが、オフィスの環境は広さもあることから満足しているという声が挙げられています。

福利厚生に関しては、日系企業と比較すると弱い部分があり充実はしていないと感じる人が多いようです。

外資系企業であることから、福利厚生・給与面の低さが口コミでは多く見られたため、自分のスキルや経歴に対して正当な環境で働くことができるのか、精査して転職活動に進むと良いでしょう。

マーサージャパンの企業概要｜グローバル案件に強い

マーサージャパンは1945年、William M. Mercer, Ltdとしてカナダで設立されました。
そして、保険数理士および福利厚生コンサルティングサービスの首席プロバイダーへと成長を遂げました。
1959年にマーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズに買収され、自社の従業員福利厚生部門と合併しました。その後同社は、成長と買収を通じて拡大し、保健、年金、投資、人材分野のグローバルリーダーへと成長を遂げました。
時代が変わり、同社は進化を遂げましたが、その中核目標は今もなお不変にして明確であり、「人々の生活に変化をもたらす」という目標は変わっていません。
現在、マーサージャパンは世界中で130もの市場でお客様と協働し、彼らの従業員の未来をより明るくし続ける支援をしています。

企業概要

社名	マーサー ジャパン株式会社（Mercer Japan Ltd.）
設立	1978年2月（日本オフィス）
資本金	4億8800万円
従業員	228名 (2020年9月現在)
役員	代表取締役会長 レニー・マクゴワン 代表取締役社長 CEO 草鹿 泰士 取締役 COO 島田 圭子 取締役 常務執行役員 (ウェルスビジネス代表) 榊原 正章 取締役 執行役員 (組織・人事変革部門 日本代表) 白井 正人 取締役 執行役員 (組織・人事変革部門 副代表) 渡邉 格史 取締役 塩見 めぐみ 監査役 ラース・ヴァンビラン
所在地	東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー
関連会社	マーサー・インベストメンツ株式会社

また、同社の特徴として下記二点が挙げられます。

人事的なコンサルティングからの脱却を目指し、マッキンゼー、BCG、ワトソンワイアット出身者を経営層に迎え、戦略的アプローチからのコンサルティングを強化しています。
それに加えて、豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、グローバル案件に強みを持っています。

事業概要は主に2種類

マーサージャパンは、豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス提供を行っています。
「人・組織」を基盤とした幅広いコンサルティング・サービスを提供しており、代表的なものとしては下記になります。

上記の他にも、「組織・人事変革コンサルティング」、「年金・財務リスクコンサルティング」、「保健・福利厚生コンサルティング」など会社の人材マネジメントにおける幅広いソリューションを提供しています。

グローバルM&Aコンサルティング

事業会社の経営統合、ファンドの企業投資に伴うシナジー(付加価値)創出を組織人事の視点でプレからポストまで一貫してサポートしています。

具体的な支援内容としては下記が挙げられます。

グローバル人材マネジメント

グローバル企業が直面している人材面での課題を経営の文脈から整理し、現状分析から解決策の構築・導入、その後のモニタリングに至るまで、本国及び各拠点のコンサルタントが包括的にサポートします。
具体的な支援内容では、組織・人材マネジメントの強化、グローバル・タレントマネジメントを支援しています。

マーサージャパンへの転職は手厚いサポートのある転職エージェントへご相談を！

マーサージャパンへの転職のために、平均年収、ボーナス、待遇、求められる人物像や評判・口コミなどについて、紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

1945年にカナダで設立されて以来、人事系のコンサルティング領域では他を圧倒する盤石の地位を築いてきました。
しかし近年では、人事屋的なコンサルティングからの脱却を目指し、戦略コンサルファームであるマッキンゼー、BCG、ワトソンワイアットの出身者を経営層に迎え、戦略的アプローチからのコンサルティングを強化しています。
そこに加えて、豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、グローバル案件に強みを持っています。
クライアント企業の人事面と戦略面でのサポートができる同社の仕事は非常にチャレンジングでやりがいがあると言えます。
しかし、同社への転職難易度は非常に高いです。

そんな高難易度の選考が評判のマーサージャパンへ転職したいのなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら、マーサージャパンのような大手企業の場合は、大手の転職エージェントに求人依頼をして採用をおこなっているケースが多い傾向にあるからです。
また、これまでに転職者を支援してきたノウハウで、応募書類の作成・添削から、難易度の高い面接の対策までおこなってくれます。
自分で直接応募するよりも内定獲得に向けた対策を万全にすることができます。

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