帝国データバンクへの転職難易度は？年収、評判、面接対策など解説！

帝国データバンクは企業を対象とする、日本国大最大手の信用調査会です。業界で国内シェア6割を誇っており知名度も高いです。そのため帝国データバンクの転職難度を知りたい方も多いですよね。この記事は帝国データバンクへの転職難易度について詳しく紹介します。

帝国データバンクへの転職難易度は？

帝国データバンクへの転職難易度は、調査営業職はそれほど高くなく、総合職の転職難易度は高いです。

調査営業職の転職難易度がそれほど高くない理由は、営業未経験であっても経済への興味やコミュニケーション能力があれば採用される可能性があるからです。しかし、簡単ではありません。営業相手となるのは経営者なので、戦略性や論理性をもって営業を行う必要があります。そのため、未経験者であっても高いポテンシャルを備えていることは必要です。

総合職の転職難易度が高い理由は、求められるスキルが高いからです。総合職はデータ分析やロジカルシンキングなど、未経験者で取り組むことが難しい能力を要求されます。その他、データの根拠に基づいた分析を説得力ある文章に作成するための能力も必要です。そのため、総合職の転職難易度は高いです。

帝国データバンクのように、転職難易度が高い企業への転職を有利に進めるには、面接を通過するポイントやアピールすべき点を把握する必要があります。
そのためにもインテリゴリラの利用をおすすめします。インテリゴリラでは、入社難易度の高い企業の有益な転職情報をお伝えしています。

帝国データバンクの企業情報

帝国データバンクは企業を対象とする、日本国大最大手の信用調査会社です。
帝国データバンクは1900年3月3日に帝国興信社として創業、その後法人化し商号を帝国興信所としました。1981年に社名を帝国データバンクに変更。それと同時に従来請け負ってきた結婚調査・雇用調査等の個人調査を廃し、業務を企業信用調査に特化させました。本社は東京都港区。東京都と大阪府に支社を置き、事業所は国内83ヶ所。調査スタッフ数は約1700人います。

商号	株式会社帝国データバンク
TDB企業コード	986700000
法人番号	7010401018377
本社所在地	〒107-8680　東京都港区南青山2-5-20
創業年月日	1900（明治33）年3月3日
設立年月日	1987（昭和62）年7月13日
資本金	9,000万円
代表者	後藤 信夫
従業員数	3,300名（調査取材部門として1,700名）
売上高	513億円（2020年9月期）
事業所	全国83ヶ所

帝国データバンクの事業内容

帝国データバンクは企業信用調査会社の最大手で、同業界で国内シェア6割を誇っています。
取引先の一般企業、官公庁、自治体などに対して、全世界ベースでは約2億社(海外の提携会社分も含む) もの企業信用情報を提供することを可能としています。
主な事業は「企業信用調査」「信用リスク管理サービス」「データベースサービス」「マーケティングサービス」「電子商取引サポートサービス」「出版」などです。

トップメッセージと事業計画

帝国データバンクの代表取締役社長の後藤信夫氏は、帝国データバンクの核となる事業は「企業信用調査」であるとし、「信用される情報パートナー」としてメッセージを発信しています。今後も帝国データバンクは、確かな情報の収集と、品質の高い情報サービス提供により、健全な経済活動を支援し、社会の発展に寄与していくとことを述べています。

グローバル展開

帝国データバンクは、アメリカ・韓国の現地法人や提携先の海外調査を通じて、190ヶ国以上の企業調査報告書を提供してきています。
しかし、帝国データバンクの事業の多くが国内事業のため、海外志向の人にとっては、海外事業の実績がある他社を検討してみても良いかもしれませんね。

帝国データバンクの評判・口コミ

ここでは帝国データバンクの評判について、以下より口コミを紹介していきます。

帝国データバンクに転職しやすい人の特徴

帝国データバンクに転職しやすい人の特徴は上記3つがポイントとなります。
以下詳細について、説明します。

金融業界の経験がある

帝国データバンクは金融業界の営業経験がある人材を求めています。
金融業界での営業経験は必須事項ではありませんが、クライアントは経営者なので高いコミュニケーション能力が必要になります。
また、調査員は顧客の取引相手の経営状況やデータベースなどの財務や簿記に関わる仕事であるため、企業のお金の動きを把握できる能力が必要になります。

簿記・財務の資格を保有している

帝国データバンクは、簿記や財務の資格保有者が優遇される傾向があります。
帝国データバンクの基本は会社経営のサポートです。そのため、営業経験に加えて中小企業診断士の資格があると採用される確率が上がります。
その他、銀行業務検定財務や日商簿記の資格は、帝国データバンクの業務に活かすことができるため、おすすめです。

ロジカルな思考が得意

帝国データバンクはロジカルな思考が得意な人を求めています。
というのは、帝国データバンクの営業職では、「事業内容・ビジネスモデル・財務状況のデータ」を扱うため、論理的思考が求められるからです。
そのため、前職でのロジカルシンキングを活かした実績をアピールしていきましょう。

帝国データバンクの転職の面接の傾向・対策

帝国データバンクの転職の面接では、「成長性や経済へ興味」「裁量のある仕事を任せられる人材か」といった点を見られます。その他にも、帝国データバンクの社風に絡めて「新しいことにチャレンジできる人材か」といった点も見られます。
以下、詳細について詳しく確認していきましょう。

帝国データバンクの転職の面接対策

帝国データバンクの転職の面接では、志望動機や自己PRなど一般的な質問をされます。
対策としてはまず、キャリアの棚卸しが重要です。つまり、帝国データバンクの社風に合ったポイントを確認し、深堀してアピールすることです。
また、調査営業・総合職ともに必ず面接では、経済関連の質問をされます。そのため、ニュースや新聞などを毎日チェックして、経済の動向を把握しておきましょう。
さらに、「なぜ帝国データバンクなのか」といった志望動機を明確にしておきましょう。

帝国データバンクの選考フロー

帝国データバンクの転職の選考フローはWebエントリーシート提出後、書類選考を行います。その後Web適性検査、一次面接、最終面接という構成です。

帝国データバンクの採用情報

次に帝国データバンクの採用情報について紹介します。

帝国データバンクの採用職種

帝国データバンクでは現在、「調査営業職」「全国総合職・エリア総合職・地域総合職」の職種を募集しています。

帝国データバンクの平均年収

帝国データバンクの転職時の平均年収は500～600万円です。社員全体の平均年収は569万円となっています。
これは競合他社の東京商工リサーチなどと比べても同程度です。
帝国データバンクの給与は実力主義で決まります。また、調査員や営業職では営業ノルマもあるため、達成度に応じて賞与が変動します。

帝国データバンクの労働環境

帝国データバンクの平均残業時間は45～55時間程度です。これは競合他社の東京商工リサーチと比べると少なめです。
調査員や営業職などは仕事量が多く、ライフワークバランスの調整が難しいという声も聞かれるようです。
一方、管理スタッフ部門は残業時間は少なく比較的調整しやすいようです。

帝国データバンクの求人情報

現在帝国データバンクで募集しているキャリア採用の詳細を紹介します。

応募資格	【必須条件】 ・人としての良識と倫理観を持ち、責任ある行動が取れる方 ・経営者の信頼を得られるコミュニケーション力を有する方 ・経済への興味関心と探究心がおありの方 ・知識を吸収する意欲、粘り強さが感じられる方 ・第一種普通自動車運転免許をお持ちの方（AT限定可） 【以下はあればなお可】 ・法人営業経験（1年以上） ・財務・会計知識 ・金融業界（銀行・証券・保険など）での営業経験 【歓迎資格】 ・中小企業診断士 ・銀行業務検定財務 ・日商簿記
仕事内容	業務領域は大きく分けて二つ。 クライアントからの依頼に基づく「企業信用調査」と、訪問企業に対する「提案営業」です。 「企業信用調査」 ▼≪事前準備≫ 調査依頼の事前準備として対象企業のHP、商業登記や不動産登記など、入手できる外部資料を収集、分析します。 ▼≪経営者への取材≫ その後、より具体的な情報を得るため調査先の企業へアポイントを取り、主に経営者と面談。事業内容やビジネスモデル、財務状況など、約80項目の調査事項をヒアリングします。 ▼≪報告書作成≫ 調査で得た情報をまとめ、クライアントへ提出する報告書を作成します。 「提案営業」 ▼訪問企業への調査の中で、経営への助言や課題解決のための提案をします。 解決方法の提案や、業界動向などの情報提供、信用調査や市場調査、必要に応じてM＆A仲介など、当社独自のサービスを提案することによる新たな顧客の開拓も、調査員の重要な役割です。
勤務地	各勤務地、募集人数が若干名の為※1、定員に達し次第募集終了となります。 全国総合職（全国転勤可）、エリア総合職（エリア内※2での転勤可）、地域総合職（転居を伴う異動はなし）のいずれかを選択いただきます。 ※1勤務地の希望考慮。Ｕ・Ｉターン歓迎 ※2北海道、東北、関東、中部、近畿、中四国、九州の各エリア
勤務時間	9:00～18:00（所定労働時間8時間）
雇用形態	正社員(試用期間6ヵ月)
給与	月給21万2,000円以上＋諸手当（時間外勤務手当等）+賞与(年2回)+営業給(年2回) ※上記は大卒初任給の月給となります ≪参考≫ 年収平均　887万円（社員平均年齢41.3歳、2019年度実績） 営業給支給平均　半期69万円　（2019年下期実績）
昇給	年1回（4月）
賞与	年2回（6月・12月）
待遇・福利厚生	・交通費全額支給 ・各種社会保険完備 ・保養所あり ・退職金制度 ・財形貯蓄 ・家族手当（配偶者2万円、子ども1人につき6,000円／月） ・外勤手当 ・営業給あり ・自己啓発支援制度 ・公的資格取得報奨金支給 銀行業務検定財務2級／3万円、日商簿記2級／2万円、 宅地建物取引士／3万円、日商簿記1級／5万円、証券アナリスト／10万円、 中小企業診断士／一次試験合格時：5万円、登録時：5万円、不動産鑑定士／10万円　など計43種類 ※入社後に取得した場合のみ支給 ・住宅地域手当 ・Ｓ地域／3万2,000円、2万2,000円（東京都23区内） ・Ａ地域／2万4,000円、1万6,000円（東京都23区外、埼玉、千葉、神奈川、大阪） ・Ｂ地域／1万8,000円、1万2,000円（Ｓ・Ａ地域以外の全国政令指定都市） ・Ｃ地域／1万2,000円、8,000円（Ｓ・Ａ・Ｂ地域以外の地域） 上記金額は『扶養家族あり・なし』の順
休日・休暇	・年間休日／120日以上 ・完全週休2日制（土・日） ・祝日 ・リフレッシュ休暇（2日） ・年末年始休暇（6日） ・有給休暇（10～20日） ・慶弔休暇 ・産前産後休暇（産前6週間と産後8週間） ・育児勤務・休業、介護休業
教育体制	キャリア入社者導入研修（3日間）や調査業務基礎研修（6週間）を本社にて実施。 決算書の読み方や財務・法務の基礎知識、および金融・不動産など業界別の市場動向など、調査営業で必要とされる知識の基礎を学びます。

上記の通り、福利厚生や休日・休暇が充実しているようです。その他非常に整った教育体制も用意されています。
求人情報は随時更新されます。定期的に企業HPで確認するようにしましょう。

帝国データバンクの転職を成功させたいならしっかりとした準備を！

今回の記事では、帝国データバンクへの転職難易度は調査営業職はそれほど高くなく、総合職の転職難易度は高い、ということを説明してきました。ただし調査営業職が簡単というわけではなく、未経験者であっても求められるポテンシャルは高いです。総合職に関しては、求められる専門的なスキルが高いため、難易度が高くなっていました。

しかし転職の面接対策や企業の正しい情報を集めることができれば、採用される可能性はあがります。
そのためにも、インテリゴリラの利用をおすすめします。インテリゴリラでは、転職難易度の高い企業の有益な情報をお届けしています。
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