三井不動産の中途採用の難易度は高い！面接のポイントや年収や事業内容も紹介

三井不動産の中途採用は高いスキルや経験が求められるため、転職難易度が高いです。三井不動産の中途採用は即戦力を募集しています。この記事では中途採用の難易度が高い理由や転職が有利になる人の特徴、中途採用の求人について解説しています。三井不動産に中途採用で内定を獲得したい方には必見の内容です。

三井不動産の応募資格は？

三井不動産への転職は、大卒以上かつ就業経験満4年以上、技術職については同職種の実務経験が必要です。

三井不動産の転職難易度は？

三井不動産は、年収が高く、競合と比較しても応募条件が厳しいことから転職難易度が非常に高いです。

三井不動産の平均年収は？

三井不動産の年収は1,273万円で、不動産業界の平均年収が416万円と他社と比較してもかなり高いです。

三井不動産への中途採用は難易度が高い！理由は応募条件の厳しさにあり！

三井不動産の中途採用は【競合と比較して応募条件が厳しい】という理由で転職難易度が非常に高いです。

三井不動産は総合職と技術職において中途採用を行っています。
三井不動産の総合職は応募条件が「大卒以上」かつ「就業経験満4年以上」となっており、技術職については同職種の実務経験が必要になります。
一方、競合である住友不動産の求人をみてみると一部の技術職を除き学歴や職歴の条件がなく、三井不動産の応募条件の厳しさが伺えます。

三井不動産のキャリア採用は現在、DX推進エンジニアの募集のみ掲載がありました。
随時追加になる場合があるので、転職エージェントに登録して求人情報を集めることが近道であるかもしれません。
三井不動産は離職率が低い人気企業のため、中途採用の頻度が少ないので少ないチャンスを活かせるよう、準備を万全にしましょう。

三井不動産の中途採用が有利になる人の特徴

その他にも、三井不動産は社内外の多くの人と関わりながらプロジェクを推進するという仕事柄、「チームワーク」が求められます。
三井不動産は前提として新卒採用を育てる社風が色濃く残っているので、中途採用の枠は少なくプロフェッショナルを求めている傾向がある点にも注意が必要です。

三井不動産の中途採用の選考

三井不動産では中途採用を行っています。
総合職、技術職それぞれ行っており、技術職はエンジニア経験やPM・PL経験者を求めています。

三井不動産の中途採用選考フロー

適性検査は三井不動産によると「基礎的能力・業務への適性」を確認するために行っています。

一次面接は採用担当者や課長クラス、最終面接は役員を含めて複数の社員を相手の面接試験です。
また、職種によっては面接回数が増えることもあります。

中途採用の採用実績

過去5年の採用実績（総合職の場合）

採用年度	2016年度	2017年度	2018年度	2019年度	2020年度
人数	5	8	17	15	30

三井不動産は過去5年をみると、継続的に中途採用を行っています。
とくに2020年度は前年の2倍の採用実績があり、急激に増加していることが分かります。

中途採用はさまざまな業界の出身者がいて、総合商社やコンサルティングファーム、建設会社、メーカー、銀行、証券会社、公的機関、エネルギー会社、生保・損保会社、鉄道会社、航空会社、IT会社、マスコミ、設計事務所、弁護士事務所、会計事務所など専門知識やスキルを備えた人材を採用しています。

三井不動産の中途採用面接を突破するポイント

三井不動産の中途面接を突破するポイントとして、

を紹介します。

三井不動産の中途採用では、面接が重視されている印象があります。
以下の情報を参考に事前にしっかりと面接対策をしましょう。

三井不動産の中途採用面接の攻略法

三井不動産の中途採用面接の攻略法は下記の2点です。

三井不動産の行動指針を把握することで、どのような人材が求められているかを明確にすることができます。
また、他社との差別化を図ることで面接の受け答えがスムーズになるので、しっかりと準備をしましょう。

三井不動産の行動指針「GROUP MISSION」とは

三井不動産の行動指針「GROUP MISSON」の内容は下記のとおりです。

1.ビジネスとくらしに関するソリューションとサービスの提供　
豊かさと潤いをもたらし、安全・安心で魅力にあふれる空間とソフト、サービスを提供して、街の価値を最大化する。
多彩で革新的なソリューションを提供して、不動産投資市場の成長に貢献する。

2.グローバルな視野で顧客のパートナーへ
顧客をビジネスの創造ならびに進化・発展の基盤と考える。
顧客が真に求めているものを多面的に把握し、グループの総力で提案・実現する。
顧客のパートナーとして、高い評価を獲得し続け、ブランド価値を高める。

3.企業価値の向上
持続的な利益成長を図るとともに、不断のイノベーションを行うことにより企業価値を向上させる。
経営資源の最適活用ならびに効率経営を追求する。
常にリスクに対して適正なマネジメントを行う。

4.個の力を高め結集してグループの力へ
多彩な人材、多様な価値観を融合し、パイオニア精神に満ちた独創性を育む。
個々人がプロフェッショナルな知識・能力を磨き、互いに共有して、付加価値創造力を高める。

企業倫理と規律、コンプライアンスについて、常に高い意識を持って行動する。

引用元: https://www.mitsuifudosan.co.jp

この行動指針のどの部分に共感し力が発揮できるか、またなぜ三井不動産が良いのかをしっかりと話せるようにしておきましょう。

三井不動産の中途採用面接の傾向

面接の質問の傾向として、「責任感を持って貪欲かつ主体的に仕事に取り組む」という社風が反映したものが多いです。

受け答えのポイントとしては、困難な状況下でもチャレンジできる人物であるとアピールすることが大切です。

その他にも、志望動機やこれまでの経歴などといった一般的なものももちろん聞かれますので、自己分析と企業研究をしっかり行い、準備を万全にして挑んでください。

中途採用の面接で実際に聞かれた質問例

中途採用の面接で実際に聞かれた質問は、

などと一般的な質問から適性を見極めている質問もされることもあります。
また人生の価値観や、過去の行動原理にもとづく本人の資質を聞かれる質問もあります。

これまでのキャリアの棚卸しと企業研究を行い、スムーズな解答が出来るよう準備しましょう。

三井不動産の中途採用の求人情報

次に、三井不動産の中途採用の求人情報を紹介いたします。
dodaを参考に現在募集が行われている「DX推進エンジニア職」について、また過去に募集が行われていた「総合職」について紹介します。

ポジション	DX推進エンジニア	総合職（過去の募集内容）
職務内容	DX推進担当として多彩な領域のPM業務・システムコンサルティング・セキュリティ・インフラ構築等を担当	総合職として事業企画・開発・営業・運営・コーポレート（総務・経理・広報・人事ほか）業務等を担当
必要なスキルや資格	大卒以上／SIer・ITコンサル・情報システム部門等でのエンジニア・PM・PL経験がある方 ＜歓迎条件＞ システム開発におけるプロジェクトマネジメント・リーダー経験 その他、同職種の業務経験	大学卒業後または大学院修了後の就業経験満4年以上の方 ※不動産業界未経験者歓迎 ＜歓迎条件＞ 新規事業の企画・立案・推進業務経験 商品開発のプロジェクトマネジメント経験 海外関連業務経験
勤務地	本社（東京・日本橋）	本社（東京・日本橋）、他国内各地・海外
勤務時間	9：00～17：30	9：00～17：30
給与	月給：29万円以上 昇給年1回、賞与年2回	月給：25万5000円以上 昇給年1回、賞与年2回
待遇	交通費全額支給、研修制度、自己啓発制度、住宅融資制度、カフェテリアプラン	交通費全額支給、研修制度、自己啓発制度、育児休業制度、介護休暇制度、カフェテリアプラン、リターンエントリー制度

三井不動産の総合職は求人がなかなかなく、さらに採用人数が少ないため、競争率が高くなりがちです。
こまめに求人を確認し、タイミングを逃さないようにしておきましょう。

三井不動産の会社概要

三井不動産は不動産業界において国内売上トップクラスを維持する、日本を代表する総合ディベロッパーです。
三井住友銀行や三井物産と同じ三井グループで、オフィスビルや商業施設、住宅、ホテルなど幅広い事業を展開しています。
以下で三井不動産の会社概要を紹介します。
 

本社	東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
支社・支店	北海道支店、東北支店、千葉支店、横浜支店、中部支店、関西支社、京都支店、中国支店、九州支店、海外など
設立	1941年7月15日
資本金	340,162百万円（2021年7月28日現在）
年間売上高（連結）	2,007,554百万円（2020年度実績）
従業員数	1,776名（2021年3月31日現在）
平均年齢	40.8歳
平均勤続年数	11年

三井不動産の沿革

三井不動産は「ららぽーと」「三井アウトレットパーク」を代表として、現在では幅広く不動産事業を展開しています。
日本各地にさまざまな物件を所有し、「日本橋再生計画」など国をあげた大規模な再開発にも取り組んできました。
そんな日本の歴史にさまざまな影響を与えてきた三井不動産の沿革を、下記で紹介します。

現在は日本国内のさまざまな事業に取り組みつつ、海外にも事業を拡大しており「世界の三井不動産」になろうとしています。

三井不動産の事業内容

三井不動産の事業内容は、

があります。

事業規模が大きく、それぞれの事業にコンセプトやビジョンが設定されています。
転職希望者は興味のある分野の事業について、理解を深めてください。

ちなみに代表的な事業として「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」などの日本最大級の商業施設を運営しているのも三井不動産ですので覚えておきましょう。

オフィスビル事業

オフィスビル事業は「その先の、オフィスへ」のビジョンのもと、働く人や企業、地域の新しいつながりを創り出すことでオフィスの可能性を追求しています。
「持続性と安心」「快適性と効率性」「広がりと革新」を活動の軸として、さまざまな人に働くだけではない新しい生活の場を提供できる次世代オフィスを提供することを目指しています。

商業施設事業

三井不動産が建設・開発に携わったり、事業再生に関わった商業施設は国内に多くあります。
六本木の東京ミッドタウンをはじめ、各地で展開する大型ショッピングモールのららぽーとや、大型アウトレットの三井アウトレットバークなど、全国に多くの商業施設事業を展開しています。

「ただ物を売る場所ではなく、豊かな時を過ごせる場所を提供する」というコンセプトのもとに、地域とその客とともに変化していく新しい形の施設を目指しています。
日本各地に展開し、新しい体験や発見を提供しています。

ホテル・リゾート事業

三井ガーデンホテルをはじめとして、24のホテルを所有しています。
客に選ばれる「目的地となるホテル」を目指して、地域ならではの文化を尊重しそこでしか味わえない時間と空間を提供できるよう、国内外にホテルを展開しています。
 

住宅分譲・賃貸事業

住宅分譲・賃貸事業は三井不動産のノウハウやグループの総合力を生かして、顧客のニーズに寄り添うサービスです。
「上質なすまいと快適なくらし」をコンセプトに、戸建や集合住宅、マンション、リフォームなどニーズに合わせた住まいづくりや情報提供を通して、住宅や賃貸について総合的なサポートをしています。

三井不動産の年収

三井不動産の年収は、1,273万円です。（2021年3月期の有価証券報告書による）

不動産業界の平均年収が416万円なので、比較するとかなり高いことが分かります。（dodaの平均年収ランキングによる）

給料制度は年功序列の傾向があり、勤続年数に合わせて安定して昇給していくようです。
ちなみに30歳の平均年収は550万円程度なので、40代以降に役職と併せて昇進・昇給すると予想されます。

部長クラスだと年収2000万円以上という口コミもありますが、ここまで昇格するのは社内でも一握りです。

賞与制度

三井不動産の賞与は、夏と冬の年２回支給されます。
賞与は非常に高水準で、正社員は８か月分出ることもあり、契約社員であっても４か月分支給されることもあるようです。

ちなみに30代の平均的な年間の賞与金額は177万円ほどですが、良くも悪くも労働量に関係なく賞与は支給されるため、社員全体の年収水準は非常に高いです。

口コミをみても「給与水準がとても高い」「安定して昇給する」「ボーナスが大きい」など給与・賞与に関しては前向きな意見が多いです。

三井不動産のワークライフバランス

三井不動産のワークライフバランスについては、

などの制度があります。

フレックスタイム制は時間を自分で柔軟に調整し、メリハリをつけた勤務ができます。育児期の時短勤務に利用されることもあります。

ノー残業デーは毎週水曜日にあり、19時以降の残業禁止を会社として取り組んでいます。

フレッシュアップ制度は一定の勤続年数を経た社員に対して、休暇を付与する制度です。

ワークライフバランスに関しては社員の多様性を受け入れることで、仕事中は個人の能力を十分に発揮できる環境づくりをしています。
なぜなら個人の能力を最大限発揮することで、高い価値創造の実現を目指しているからです。

またプライベートな時間を増やし生活に充実感があることで、会社の持続的な成長につなげようとする意図があります。

三井不動産の福利厚生

三井不動産の福利厚生は、

などがあります。

カフェテリアプランとは自己啓発や旅行といった数あるメニューから選択して利用できる福利厚生です。

育児休業は最長3年の利用が可能と、法定の規定を上回る基準に設定されています。
また育児支援として子供1人につき5日間の有給休暇が与えられる制度もあり、男女問わず利用することができます。

三井不動産は上記の福利厚生からも分かるように、仕事と家庭の両立を支援しており安心して能力を発揮できる働きやすい環境整備に取り組んでいます。

三井不動産等の人気が高い会社への転職はしっかり準備を

ここまで三井不動産の中途採用について紹介してきましたがいかがでしたか。
以下にこの記事で紹介したポイントをまとめます。

この記事では三井不動産の中途採用の難易度について、面接のポイントや年収、事業内容、また求人情報について紹介してきました。

年収水準が高く、福利厚生も整っている三井不動産は、転職希望者が多い人気企業です。
三井不動産の中途採用は高いスキルや経験が求められ、競合のなかでも採用基準が高く転職難易度が高いです。
三井不動産に転職をお考えの方は、記事を参考に企業情報の収集や万全な面接対策を行い転職を成功させましょう。