HISの平均年収は417万円（2020.3期）です。2019年は503万円、2018年は451万円、2017年は414万円と、上昇傾向にありましたがコロナの影響もあり減少しました。年収が高い理由や、職種や年齢別の年収、初任給、給与・評価制度等も解説しています。HISに就職・転職を考えている方はご覧ください。
- HISの転職難易度は？
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HISのような旅行関係の職種は転職希望者から人気があり、入社の難易度は高いです。
- HISの平均年収は？
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HISの平均年収は417万円で、旅行業界の平均年収は338万円と同業種・他業種と比較しても高い水準です。
- HISの給与形態は？
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HISは年次を重ねるごとに年収が上がる傾向があるため、20〜30代は平均年収は低いです。
HISの年収は417万円！コロナ禍における今後の年収は減少傾向になる可能性が高い
HISは有価証券報告書によると平均年収は417万円であり【幅広い事業を展開していること】により年収が高いです。
これは、他業種と比較しても高い水準であるといえます。
dodaが発表している「平均年収ランキング最新版（業種別）」によると旅行業界の平均年収は338万円であり、同業種で比較をしても高水準の年収であるといえます。
HISの年収が高い理由は【幅広い事業】にあります。
主な事業は旅行事業やハウステンボスの運営です。
その他にもホテル事業、エネルギー事業、九州産交グループなどの事業も展開しており、非常に幅広い事業を行っています。
旅行事業やホテル事業などは新型コロナウイルスで非常に影響を受けていますが、エネルギー事業をはじめとするその他の事業でどの程度カバーできるかで今後の業績が左右されます。
以下では、HISの会社概要を紹介いたします。
| 社名 | 株式会社エイチ・アイ・エス |
| 本社 | 〒105-6905 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー5階 |
| 代表者 | 代表取締役会長兼社長 澤田秀雄 |
| 設立 | 1980年12月19日 |
| 資本金 | 204億1,861万7,265円 |
| 従業員数 | 16,323名（グループ全体 2020年10月31日現在） |
| 売上高 | 4,302億円（2020年10月期連結業績） |
HISなど旅行関係の職種は転職希望者から人気があり、入社の難易度は高いと言えるでしょう。
入社難易度が高い企業への転職を有利に進めるには、面接を通過するポイントやアピールすべき点を把握しておくと良いです。
面接の内容については内定者からの情報を得るのが一番です。
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HISの年収がカットされている噂は本当？
HISは2020年5月に発表されたニュースによると、2020年の夏のボーナスは全額カットになったようです。
原因は新型コロナウイルスの感染拡大によりツアーのキャンセルが相次いだことによる業績の悪化が挙げられています。
2021年10月期第1四半期（2020年11月1日〜2021年1月31日）の決算によると、売上高は前年比80.5%減の388億6,000万円に落ち込み、営業損失116億7,700万円を計上し大幅な減収減益になっています。
今後も旅行事業の需要が戻らないと年収減、人員削減の流れは止まらないと考えられるでしょう。
HISの職種別・年齢別の平均年収とは
ここでは、HISの職種別・年齢別の平均年収について解説をしていきます。
HISは年次を重ねるごとに年収が上がる傾向があります。
これらにより年功序列の色が強い会社であることが伺えます。
特徴としては20代、30代は平均年収は低いと言えるでしょう。
また、平均年齢は32.9歳、平均勤続年数が8.7年となっており、平均勤続年数は短めです。
年齢や職種によって年収が異なるので、転職をお考えの方は事前にしっかり確認しておきましょう。
HISの職種別の平均年収
まずはHISの職種別（営業職・オペレーター職・販売職・企画職・管理職）の平均年収を紹介いたします。
| 職種 | 平均年収 |
| 営業職 | 388万円 |
| オペレーター職 | 363万円 |
| 販売職 | 351万円 |
| 企画職 | 453万円 |
| 管理職 | 510万円 |
上記の表を見ると管理職の平均年収が一番高い結果になっています。
こちらはどこの会社でも基本的にはこのような結果になっています。
口コミを参考にすると、管理職は340万円から800万円まで幅があり、昇進すれば1,000万円近いの高給が期待できます。
その他インセンティブ制度があり、賞与額はインセンティブ次第で大幅に前後するようです。
あくまで口コミのデータですので、参考程度にしてください。
HISの年齢別による平均年収
次にHISの年齢別（20代から40代）の平均年収を紹介いたします。
| 年齢 | 平均年収 |
| 20代 | 339万円 |
| 30代 | 444万円 |
| 40代 | 524万円 |
HISは年功序列の色が強く、上記の表からも分かる通り年齢による上がり幅が大きいです。
20代と30代については日系大手企業と比べると平均年収額は低い印象です。
また、固定給が低く残業代で稼いでいるといった口コミが散見されました。
半年に一度キャリアビジョンや人事評価シートを記入して所長と面談する機会はあるようです。
HISの初任給
HISは新卒採用を取りやめておりますが、過去の初任給を調査したところ月収20.9万円程度のようです。
総合職やエリア総合職、最終学歴や地域によって初任給は異なります。
初任給はあまり他社と変わらない水準だといえます。
このように、日系大手企業に比べると年収面では低くなっている部分があるようです。
HISの競合他社との年収比較
主要な旅行会社4社について、有価証券報告書を参考に平均年収を比較したところ、上記の表のような結果になりました。
結果としては業界内では近畿ツーリストやクラブツーリズムを運営するKNT-CTホールディングス、国内最大手の旅行会社JTBに次いで3番目に平均年収が高く、事業内容の広さが影響していると考えられます。
HISの年収や評価制度に関する口コミ
次に、年収に関する口コミをインテリゴリラが独自に調査しました。
口コミの特徴としては、残業代頼みな部分が多くコロナ禍でだいぶ厳しくなっているといったネガティブなものが多くみられ、今後もしばらく厳しい環境は続きそうです。
・給与制度
基本給に加え、残業代はしっかりと支給されます。
住宅手当等もありますが、大した額にはなりません。
一般店舗では上記に加えてチーム業績給与がつきますが、大きくついても3万円程度です。
管理職にならない限り上がらないかつ、管理職になっても一般的な管理職給与よりは低いです。
・評価制度
個人の評価は営業所ごとの成績によって評価されます。
個人の成績の良い場合も営業所単位の成績で給与に反映される仕組みなので、場合によっては不公平に感じる人もいます。
店舗オペレーター 3年目
・給与制度
給料は手取りにすると月16〜17万円が基本で、それに加えて残業代で稼いでいました。
繁忙期は残業代だけで5、6万円行くので財布は潤いますが、残業時間が40時間を超えることもあり疲れます。
コロナ禍では逆に残業がなく、給与もかなり少なくなっているので辛いです。
・評価制度
半年に一度、キャリアビジョンや人事評価シートを記入し、上司と面談をする機会があります。
自分の希望（キャリアビジョンや希望職種）をしっかりと伝えれば通してくれることもあるので、今季強く伝え続けることが大切です。
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実際に内定を獲得した方々から独自インタビューを実施した内容ですので、完全に独自のコンテンツとなっています。
| 会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
|---|---|---|
| ボストンコンサルティンググループ | ★★★★★ | ★★★★ |
| デロイトトーマツコンサルティング | ★★★★ | ★★★★ |
| アクセンチュア | ★★★ | ★★★★★ |
| 日本M&Aセンター | ★★★★ | ★★★ |
| アドバンテッジパートナーズ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| リクルート | ★★ | ★★★★★ |
| 楽天 | ★★★ | ★★★★ |
| Amazon Japan | ★★★★ | ★★★★★ |
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また一般的な選考体験記と大きく異なり、インテリゴリラの選考体験記からは下記の情報が得られます。
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HIS等の人気が高い会社への転職はしっかり準備を
この記事では、HISの年収を職種別や年齢別に分けて詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか。
本記事の主なポイントは下記の通りです。
記事を読んでいただいてわかる通り、HISは年収が高く成長できる環境が整っているため、転職者からも非常に高い人気があります。
HISをはじめとする日系大手企業には新卒採用が多いという特徴があり、比較的転職難易度は高いことが予想されます。
転職活動を有利に進める上で重要なポイントは、転職先の働き方を知ることの他、選考情報を深く知ることが大切です。
選考フローには企業ごとに色があり、評価ポイントは千差万別です。
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