転職エージェント出身者が、トヨタの年収について徹底解説します。
日本を代表するトヨタの年収について、気になる方も多いのではないかと思います。
本記事では、高卒・大卒や、役職・年齢による違いなど、最新の情報を元にお伝えします。
- トヨタ自動車の平均年収は?
-
トヨタ自動車の平均年収は約866万円と、日本企業の平均年収と比較しても高い平均年収です。
- トヨタ自動車の転職難易度は?
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トヨタ自動車に転職するのは、かなりハードルが高いです。技術系であれば「理工系の高専・大学以上」が、事務系は「4年制大学(大学院)を卒業の学歴という条件があり、未経験で入社するのはかなり難しいです。
- トヨタ自動車の残業制度は?
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トヨタは、一部の主任職のみ月45時間分のみなし残業代を支給しており、職種などの勤務状況に則し、トヨタの労働組合が毎年交渉をしています。
トヨタ自動車の会社概要
- トヨタ自動車の会社情報
- トヨタ自動車の従業員数
- トヨタの基本理念
トヨタ自動車の会社情報
トヨタ自動車は、1937年8月28日に設立されました。
豊田自動織機がルーツとなっており、日本を代表する自動車メーカーとして知られています。
また、現在の代表取締役社長の豊田章男氏は、慶應義塾大学法学部卒業後、アメリカの投資銀行で勤務した後、1984年にトヨタ自動車株式会社に入社しました。
経営者として、世界でも一目置かれる会社を牽引していますが、トヨタ自動車のテストドライバーとして、開発の現場にも立ったり、レーシングドライバーとして、国際C級ライセンスを取得したりと、精力的に活動している姿がメディアでもしばしば報じられます。
また、トヨタ自動車の公式YouTubeチャンネルの「トヨタイムズ」では、普段の会社での姿であったり、元メジャーリーガーのイチロー選手との対談など、自ら積極的に企業PRしている事が話題になっています。
トヨタ自動車の従業員数
トヨタ自動車の従業員数は74,132人(連結359,542人)となっており、非常に多くの従業員が仕事をしています。
トヨタ自動車はグローバル展開がされていますが、これだけの人数が働いている企業はなかなかありません。
この人数雇用し続けられるというだけでも、企業基盤が、他の企業と比にならないのがよく分かります。
実際、私の友人も何人かトヨタ自動車で働いていますが、非常に待遇も恵まれているので、この人数でその高待遇を維持し続けるのは、並大抵の事ではないと思います。
トヨタの基本理念
トヨタの基本理念は下記になります。
トヨタグループが掲げるトヨタフィロソフィーとして、創業以来受け継がれてきた「豊田綱領」の精神があります。
また、それをもとにしたトヨタ田自動車のミッション、ビジョンは下記になります。<ミッション>
わたしたちは、幸せを量産する<ビジョン>
※一部、ホームページ抜粋
可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える
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トヨタ自動車の平均年収は866万円
過去5年間の年収推移
トヨタ自動車の平均年収は866万円と言われています。
※有価証券報告書を参照
また、トヨタ自動車の、過去5年間の年収推移は下記になります。
※有価証券報告書を参照
年代 | 平均年収 |
2020年3月期 | 866万円 |
2019年3月期 | 852万円 |
2018年3月期 | 832万円 |
2017年3月期 | 852万円 |
2016年3月期 | 852万円 |
上記の通り、高い平均年収となっており、高い水準で給与が支払い続けられているのが分かります。
多くの従業員数を抱え、これだけ高い給与水準を保てるトヨタ自動車の凄さが分かる数字となっています。
トヨタ自動車の学歴・役職別の年収
高卒・短大卒・大卒の年収
トヨタ自動車の、高卒・短大卒・大卒別の年収は下記になっています。
※転職口コミサイト参照
学歴 | 平均年収(50歳~55歳までの平均値) |
高卒 | 840万円 |
短大卒 | 990万円 |
大卒 | 1160万円 |
高卒、短大卒、大卒いずれも高い給与になっています。
トヨタ自動車の場合、ホワイトカラーだけでなく、高卒のエンジニアや工場勤務の工員も多く在籍しています。
その為、高卒で入社して年数を重ねた人であれば、平均よりもかなり高い給与水準になっています。
一般的には、高卒では給与が上がりにくいケースがあるのも現状ですが、トヨタの場合、高卒でも十分な給与を得られる可能性があります。
その為、高卒の優秀な人材が集まってきている事も考えられます。
また、トヨタでは、直営の専門学校なども運営しており、学生時代からトヨタフィロソフィーを学んだ人も多く入社しています。
短大(専門)卒の人でも在籍年数を重ねるごとに、給与も高くなっていっており、他社と平均した時にも高い給与となっている印象です。
また、大卒は、年齢や役職にもよりますが、国内勤務はもちろん、海外駐在などをしているメンバーもいるので、上記よりも、かなり高い給与水準になっている人もいます。
役職別の年収
トヨタの役職別の年収は下記になります。
※転職口コミサイト参照
役職 | 平均年収 |
主任 | 855万円 |
係長 | 965万円 |
課長 | 1280万円 |
部長 | 1410万円 |
もちろん、同じ役職でも、年齢などによって若干の幅はありますが、全体的にかなり高い給与水準というのが分かります。
トヨタも、年齢に応じて役職や給与が決まっていましたが、最近では、スキルを評価の軸にし、役職や給与を決める動きも出始めています。
また、随時、役職や組織体制の改定なども行われており、今後、給与体系にも大きな影響を与える事が考えられます。
トヨタ自動車の年齢・男女別の年収
- 20代~60代の年収と給与
- 20代~60代の男女の年収
20代~60代の年収と給与
20代~60代の年齢別の年収と給与は下記になります。
年齢 | 平均年収 | 給与 |
20代 | 550万円 | 38万円 |
30代 | 680万円 | 49万円 |
40代 | 860万円 | 61万円 |
50代 | 940万円 | 65万円 |
60代 | 610万円 | 44万円 |
年齢別に見ても、トヨタの平均年収と給与は高いのが分かります。
20代での平均年収が高いのはもちろんですが、役職が無くなった60代でも、600万円台の平均年収なので、かなり高水準の年収・給与と言えます。
20代~60代の男女の年収
20代~60代の男女の年収は下記になります。
年齢 | 男性 | 女性 |
20代 | 700万円 | 600万円 |
30代 | 730万円 | 680万円 |
40代 | 930万円 | 860万円 |
50代 | 1020万円 | 930万円 |
60代 | 650万円 | 610万円 |
事務職なども含めているので、女性の方が少し平均年収が低くなっていますが、最近では、トヨタも女性がより活躍できる組織づくりを目指しており、日々、改革が行われています。
トヨタ自動車の給与体系
- 月給(基本給+諸手当)と年2回の賞与
- 一部の主任職のみ月45時間分のみなし残業代を支給
- 福利厚生も充実
月給(基本給+諸手当)と年2回の賞与
トヨタは、月給(基本給+諸手当)と年2回の賞与があり、給与水準も高くなっています。
賞与がなかなか出せない企業も多い中、トヨタは多くの従業員に上記の給与体系で雇用をしています。
良い人材がトヨタに入社したがるのも、よく分かります。
一部の主任職のみ月45時間分のみなし残業代を支給
トヨタは、一部の主任職のみ月45時間分のみなし残業代を支給しているケースもあります。
これは職種などの勤務状況に則した対応となっており、トヨタの労働組合が毎年交渉をしているというのも影響しています。
福利厚生も充実
トヨタでは、下記などの福利厚生があります。
トヨタ自動車と競合との年収を比較
自動車メーカーの中ではトップ
トヨタと競合の年収を比較した際にも、トヨタはトップの平均年収になっています。
企業名 | 平均年収 |
トヨタ | 866万円 |
本田技研工業 | 816万円 |
日産自動車 | 810万円 |
三菱自動車 | 730万円 |
スズキ | 690万円 |
マツダ | 660万円 |
スバル | 640万円 |
トヨタ自動車の年収・年収以外の口コミ
- 年収・給与に関する口コミ
- 残業に関する口コミ
- 働きやすさに関する口コミ
- ワークライフバランスに関する口コミ
年収・給与に関する口コミ
年収や給与に関しては、非常に高待遇の企業かともいます。
まだまだ年功序列の風土があるので、年齢が上がっていけば、それに伴い年収も上がっていくイメージが強いです。
残業に関する口コミ
残業はあまりありません。
もちろん、時期によっては発生しますが、基本的には終業時間内で仕事を終える事が求められます。
また、現場の生産技術などはシフト制なので、終業時間もきっちりしています。
働きやすさに関する口コミ
最近では、女性が働きやすい職場環境にする為の取り組みや、新しい施策も行われています。
また、穏やかな社風なので、非常に働きやすいのではないかと思います。
ワークライフバランスに関する口コミ
オンとオフをきっちり分けて働くことが出来ます。
ワークライフバランスを重視して働きたい人にはおすすめの企業かと思います。
年収が高いトヨタ自動車に転職するには
- 求める人材・学歴・経験
- 転職に有利なスキル
求める人材・学歴・経験
トヨタ自動車に転職するのは、実際のところかなりハードルが高くなります。
技術系であれば、「理工系の高専・大学以上」が必須条件で、事務系でも、「4年制大学(大学院)を卒業の学歴という条件があります。
また、職種ごとにそれに準ずる職務経験などが必要になり、実質、未経験で入社するのはかなり難しいです。
その為、トヨタに転職を希望される場合は、しっかりと準備して臨む必要があります。
転職に有利なスキル
トヨタに転職する際に有利なスキルとして、下記などが挙げられます。
- TOEIC700点以上
- 中国語など外国語のスキル
- 同業での業務経験
- 職種に特化したスキルや経験
また、トヨタ自動車に転職をお考えの方は、転職エージェントを活用するなどして、事前準備をする事をおすすめします。
転職エージェントは、トヨタへも多くの転職者を紹介しており、選考を通過するためのコツを知っています。
正直、面接などは、事前準備で結果が大きく変わってきます。
コミュニケーション能力が高い人でも、その場の勢いだけで乗り切れるほど、中途採用の面接は甘くありません。
特にトヨタは、採用ハードルが高いので、しっかりとした準備が必要になります。
転職エージェントでは、トヨタの採用担当に直接ヒアリングを行っており、企業の評判であったり、残業時間、選考に関する詳細も把握しています。
また、転職エージェント経由で応募した場合は、選考の日程調整から、上記情報を踏まえた面接対策も行ってくれます。
企業が求めている人物像や選考官に合わせて対策をしてくれるので、選考の通過率は高くなります。
更に、会員制情報サイトのインテリゴリラでは、内定者にインタビューを行っており、選考過程で得た情報や、選考官の雰囲気なども知る事が出来ます。
内定者に直接インタビューを実施し、リアルな残業時間や、転職者目線で見た企業の情報に触れる事が出来ます。
出来る限りの情報収集を行い、万全の態勢でトヨタへの転職を成功させましょう。
ハイキャリア転職したい人必見!内定者の選考体験が見られるインテリゴリラとは?
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会社名 | 転職難易度 | 人気度 |
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ボストンコンサルティンググループ | ★★★★★ | ★★★★ |
デロイトトーマツコンサルティング | ★★★★ | ★★★★ |
アクセンチュア | ★★★ | ★★★★★ |
日本M&Aセンター | ★★★★ | ★★★ |
アドバンテッジパートナーズ | ★★★★★ | ★★★★★ |
リクルート | ★★ | ★★★★★ |
楽天 | ★★★ | ★★★★ |
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志望難関企業の内定に近づくために是非登録しておきましょう。
トヨタの年収は自動車メーカーの中で一番高い
上記でもお伝えした通り、トヨタ自動車の平均年収は866万円となっており、自動車メーカーの中でも、一番高い年収になっています。
その為、同業界に限らず、他業界からも多くの転職希望者が応募して来ています。
日本に限らず、世界から注目されるトヨタは、トヨタ社長を筆頭に、常に改革を行っています。
日本を代表する企業が常に変化し続けようとしており、それがトヨタの強さなのではないかと感じています。
そして、その売り上げを従業員に年収という形で還元し、良い人材が集まるという好循環になっているのかと思います。