野村総合研究所（NRI）の転職試験に学歴フィルターはある？大学院卒は有利？

野村総合研究所の新卒採用は学歴フィルターが厳しいで有名です。東大、旧帝大、早慶出身者がほとんどです。膨大な応募の中から、キャリア経験のない人達を選考する必要があるので、書類選考のうちに学歴フィルターを厳しくかけるのだと思います。

中途採用においても一定の学歴フィルターが存在する可能性はあります。しかし新卒採用とは異なり、中途採用においては学歴よりも、その人の経験やスキルをより重要視する傾向があると思います。MBA、難関国家資格、ITベンダー資格を取得していたり、大規模な案件でプロジェクトマネージャーとして働いた経験があったりすれば、学歴に関係なく採用されるケースは多々あります。ただ野村総合研究所は非常に高年収で有名な人気企業です。日経のコンサル会社としては最上位の転職難易度と言われています。多くの高い実績と学歴を持った人が応募してきます。実際、中途採用を通っている私の周りの人は高学歴な人の割合が多いです。

学部卒と院卒の割合は４：６。文系、理系の割合は３：７となっています。理系院卒の人を多く取る傾向にあります。これは学歴フィルターをかけているというよりも、中途採用においては専門的知識、スキルを持った人を評価している結果かと思います。野村総合研究所が欲しがるような分野の大学院を卒業している場合は、選考において有利になる可能性はあると思います。

中途採用における内定者の学歴傾向は公式にオープンにはされていないので、あくまで私の周りにいた人達から推測します。

新卒も中途も東大、京大、早慶出身の人は多くいます。他には国立だと一橋大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、大阪大学、神戸大学の人がいました。私立だと、MARCH、関関同立レベルの人は一定数いました。

新卒入社で日東駒専レベルの人には会ったことがありませんが、中途採用で入った人の中にはいました。トップ大学出身でなくても、中途採用においては十分チャンスはあると思われます。学歴に自信がないとしてもアピールできる実績、資格、スキルを持った人は臆せず中途採用に挑戦してみましょう。

野村総合研究所の中途採用において重要視されるものは３つあると個人的には思います。

・前職での実績、高度な専門性

ほとんどのポジションで関連業務での実務経験が必須になっています。野村総合研究所の中途採用では、高度な専門性を有すること、情報処理能力、データ分析能力、コミュニケーション能力が高いことが求められます。自分のスキル、実績をまとめ、どこが野村総合研究所とマッチし、即戦力として働けるのかスムーズに話せる準備をしておきましょう。

・成長できるポテンシャルと志

野村総合研究所は最近では中途採用も拡大していますが、元々、新卒採用に特化していた企業です。野村総合研究所にとって理想のトップコンサルになるには７〜１０年近い長期的な積み上げ期間が必要だと会社は考えています。企業に長く在籍して、良い部下、上司として社内で相乗効果を生みながらレベルアップしてくれることを望んでいます。そのために豊富な研修制度や大企業として十分な福利厚生を整えています。ですので、野村総合研究所に転職して長期的な視点で成長させていきたい部分、成し遂げたい志をアピールできると良いと思います。

・人柄

野村総合研究所ではできるだけ長く在籍し成長しながら、社内、社外に信頼され、貢献してくれる人材を求めています。一緒に働きたいと思える魅力的な人物かどうか見られます。前職において同僚やクライアントと信頼関係を築いて協力し合ったエピソードなどを準備し、話せるようにしておきましょう。