野村総合研究所（NRI）は激務？働きやすいですか？

野村総合研究所で実際に働いてみて、担当するプロジェクトなどに大きく左右されますが、基本的に激務でした。

野村総合研究所はコンサルタント、SIerという激務になりやすい職種がメインの企業なので、同業他社同様に激務なのは仕方ないかと思います。

忙しい時は基本的に平日は仕事しかしていないくらい激務でした。また担当する案件によっては、夜中に対応が必要になり、仕事に向かうこともありました。特にシステム管理の責任がある人の場合は夜間や休日の対応が多くなり、よりプライベートな時間を持つことは難しかったりします。取得できる長期休暇の種類は多いですが、仕事が常に多忙であるため、休暇中も家で仕事をしなくてはいけない時もありました。休暇を取っているが一日の半分は仕事をしていたということもプロジェクトによってはあります。

しかし年々、野村総合研究所における激務度は改善されてきていると感じます。一定時間以上の残業は禁止されるようになりましたし、コロナの影響でリモートワークする機会も増えました。有給休暇取得率は非常に高く、７０％以上になっており、東洋経済が掲載した｢給料が高く有休も多く取れる会社トップ200」でトップ３に入ったりします。

最初から激務であるとわかっていて、キャリアアップしたいと思って入ってきているので、私にとってはそれほど苦ではありませんでした。

野村総合研究所はワークライフバランス確保に向けた取り組みを積極的に行なっています。年２回、１週間連続休暇を取れる仕組みであったり、夜９時半以降に会社に残る際には、事前承認を取る必要があるなど残業時間を減らす取り組みも行なっています。実際に有給休暇取得率は高いですし、平均残業時間も数値としては減ってきています。社内でのパワハラやモラハラなども経験しなかったのでホワイト企業と言えると私は思います。

福利厚生も不足を感じることなく、非常に充実しています。産休育休制度、住宅手当なども取れます。人材の育成にも非常に力を入れていて、研修制度も豊富です。階層別・役職別プログラム、中核人財育成プログラム、グローバル人財育成プログラム、社費留学制度など様々です。また、フレックスタイム制導入し、時短勤務も必要に応じて選択できます。

若手でも大きな案件にチャレンジさせてもらえる環境があります。非常に激務ではありますが、働きやすい環境があります。

近年の野村総合研究所の有価証券報告書を見ると平均年収は１２００万円以上となっています。野村総合研究所は激務ですが、国内トップクラスの給与水準を保っています。実力主義の会社なので、若くても成果を出せば、２０代で１０００万近い年収に到達する人もいます。結果を出せる人ほど昇格、昇給は早いです。

マネージャーなどの役職につければ、年収は１５００万ほどに達します。その上のディレクターになれば２０００万を超えてきます。私はだいたい一年で１００万ずつ年収が上がっていきました。

市場価値の高いスキル、実績を積めるので、次の転職においても非常に有利になると思います。私は外資系コンサルティングファームに転職しましたが、スムーズに決めることができました。激務である分、得られるものも大きい企業だと私は思います。