デロイトトーマツコンサルティングの評判は？

デロイトトーマツコンサルティングの給与は他コンサルティングファームと比べて高いと思います。私が入社したタイミングでは新卒入社(アナリスト)の給与水準はアクセンチュアやKPMGと比べても100万円ほど高かったです。成績によって数十万から数百万の賞与が与えられるので、実力次第で年収を更に上げることもできます。ほとんどの方は給与に満足しているようです。私も不満に思ったことはありません。

デロイトトーマツコンサルティングの裁量労働制に不満を持っている人が多いです。裁量労働制とは定められた契約時間分の給与が支払われる制度です。仕事を早く終わらせることができれば時給換算で給与が上げられるというメリットがあるのですが、デロイトトーマツコンサルティングでは残業が常態化しているため、あまりメリットに感じたことはありません。特に新人の頃は振られる仕事量が多く、残業になることが多いです。みなし残業時間(予め給与に含まれている残業時間)が100時間設定されているので残業しても給与が増えず労働意欲が削がれてしまう方もいます。近年は基本給やみなし残業時間が改善しつつあるようですが不満を持っている方が多かったと思います。

交通費の支給や退職金はありますが、他社よりも特別に福利厚生が手厚いとは思いません。住宅手当などはありません。他に不満点をあげるとすれば、出社の度に交通費を申請しなくてはならない点(コロナ禍以前は半年に一度定額支給だった)です。

良い点としてはカフェテリアポイントという福利厚生で使えるポイントを毎年数万ポイント付与されるところです。使用用途が限られてくるので使いづらい面もありますが、育児費用や医療費の補助、レジャー関係などで使えます。他に良い点としては男性でも育児休暇を取りやすいことです。実際、私(男性)も育児休暇を取得しました。個人的な総評ですが、以上の点からデロイトトーマツコンサルティングの福利厚生は特別優れているわけでもないですし、劣っているとも思いません。