デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー（DTFA）の中途採用に学歴フィルターはある？選考において有利になる経歴は？

デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーの転職試験に学歴フィルターはないと思います。あくまで参考要素の一つでしかないと思います。

人気FASの一つであるデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーが会社やクライアントから求められる知識、スキルのレベルは非常に高いです。そのレベルを満たすために必要な知識、経験はFASや監査法人、公認会計士として実際に働き、クライアントと接する中で得られるものです。どういった大学を卒業しようが即戦力になれるわけではないので、学歴が重要要素になり得ないのだと思います。

一方で、実際に働いている人の学歴を見てみると東大、京大、早慶など、いわゆる一流大学の人たちが結構います。それは一流大学出身だから選考を通っているわけではないと思います。一流大学出身者の人は新卒で難関企業に就職する人が比較的高く、その企業でFASに必要な高いレベルの専門性を磨き、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーへの転職を成功させています。

最上位の学歴を持っていない人でも、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーにとって魅力的な実績と経験を他社で積めれば、転職できるチャンスはあります。

デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーの求人の多くは同社業務に関連する実績を持っていることが必須条件になっています。M&Aや財務会計に関わる知識と実績に加え、海外案件に対応できる英語力を求められる場合もあります。ファイナンシャルアドバイザリーや企業価値評価業務（バリュエーション）など、ポテンシャル採用を行っている場合もありますが、稀です。公認会計士、国際会計資格、金融に関する深い専門性を持っている求職者が圧倒的に有利になります。

また企業再生案件など大人数でチームを組んで協力しながら業務をこなすプロジェクトがある部門では協調性やリーダーシップのある人材がより求められます。前職でチームを率いて、リーダーとして残した実績があれば、大きな評価ポイントになると思います。

デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーに転職する人で多いのは監査法人出身の公認会計士の方です。FASはデューデリジェンスなど会計知識が必要となる業務がありますので、監査法人で経験を積んだ公認会計士の求職者は非常に有利だと思います。

あとは戦略系コンサルティング会社からデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーに転職する人も一定数います。事業計画、戦略の立案など戦略コンサルタントとしてのスキルが生かせる部分は多くあります。大手の戦略系コンサルティング会社の場合、年収水準がFASよりも高かったりするので中堅からの求職者が多いです。